公演情報
「BOAT 」の観てきた!クチコミ一覧
満足度★★★★★
オシャレ音楽に乗せたそれっぽい演出で、ナウい感満載の演劇だなと斜めから観ていたが物語が進むにつれ加速度的にのめり込む。
否応なしに「今」の「日本」に重なる。島国日本にとっての「BOAT」とは、繋がりであって、脅威でもあるという視線。
ラストの力強さに希望を見る。
満足度★★
炎暑の夏では時期も悪かった。劇場へたどり着くのがやっとで、ホッとするまもなくデストピアのはなしだから点数も辛くなる。
舞台にずらりと舟が並ぶ島の街に、海から、空から、見えない危機が迫ってくる。なんだかイキウメみたいだなと思っていると、その町の住民の反応は師匠・野田の赤鬼みたいで、古風な煙突掃除とか灯台守の登場人物の街は、カタストロフになる。イキウメや赤鬼と違ってこちらは大災害の全貌を見せてしまうのだから、話を納得させるためにナレーション風のモノローグや、大きな白のボード(スクリーン)を使うが、その大小が違うものだから、俳優はその操作に右往左往、演技のリアリティを見せるつもりはないことは解っていても、味気無さに気が滅入る。少々今風の音楽を聞かされたり、大舞台に空飛ぶボートを見せられたくらいでは芝居は終わらない。映画のエンドロールみたいな幕切れは全く意図不明。
やはり、脚本自体の安易さに問題があると言わざるを得ない。少し、ファンタジーを甘く見ているのではないか。またそこに安易なテーマを持ち込んではいないか。この作・演出は東京芸術劇場がバックアップしている次代を担う演劇人と言う高い評価で、今回はプレイハウスが開いたが、舞台も埋まらなければ、客席も埋まらない。約半分強。贔屓の引き倒しにならなければいいが。