ひめごと 公演情報 ひめごと」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.7
1-3件 / 3件中
  • 満足度★★★★★

    はぁ・・・
    なんてゆーか、芝居と関係ないところで相当イライラさせられた・・・。

    入り口のチケット売り場、前のおばちゃんの予約名が登録されてなかったらしく、後ろに何人もの行列ができるほどに待たされ・・・

    劇場内に入ると『2名様ですね』と案内された場所に2名の席は無く、戻ったときには、先程後ろにできていた行列が既に席を埋めていたせいで端っこに座らされ・・・

    というかやけに関係者席が多く、座る席がほとんどなく・・・

    今度は目の前にいきなり席が追加され、その椅子がやけに後ろに配置されたせいで足を伸ばすことができず・・・

    芝居が終わったときには足もおしりも限界に近いくらいに痛く・・・

    ってゆーか、あの椅子の感じだと二列目の方が完全に一列目よりも目線が下になり、非常に観にくく・・・

    と、
    なんだかイライライライラさせられた。
    正直芝居が始まる前に既に我慢が限界に来て帰ろうと思った・・・ところを連れに止められ・・・

    で、
    結局しぶしぶ観始めたのに、最後は心底観て良かった・・・と思える程にいい芝居だった。。。

    ったく、
    芝居ってやつぁ・・・。

    ネタバレBOX

    それにしても結局、翠のお父さんって誰?

    まぁ、母は翠に森生と付き合うことを許したわけだから藤崎さんってことはないよなぁ・・・。

    それと最後、ワンピースの映像を翠に重ね、『藤崎さんに見てもらいましょうね』と母が言ったシーン・・・結局どういう意味だったんだろう?・・・教えてほしい。


    なんにしろ、
    セットがすごくよかった。
    みなさんの芝居がよかった。
    二十五絃箏がすごくよかった。
    歳相応の役者さん達が演じたのが良かった。

    芝居後、立ち寄った喫茶店にちょうどお母さん役のおぎのきみ子さんが来られて、ご友人達と話されているのを盗み聞きしたときの『川野さんってすごくロマンティストなのよぉ』という言葉がすごく納得できた。

    つまりそれくらいにロマンティックだった。


    ってもう何書いてるか自分でも意味わかんない・・・。
  • 満足度★★★★

    昭和の映画のよう
    いい話です。役者の表情がなんとも魅力的です。
    舞台に見事なまでの柿の木があります。その後ろで、美女が場面を演出する
    琴を奏でます。時には、激しく奏でます。
    このコラボレーションが斬新ですし、見事に調和させています。この演出も素晴らしいです。

  • 満足度★★★★★

    抑えた佇まいが・・
    とっても素敵な作品・・。

    公演中ですので以下はネタバレBOXにて・・。

    ネタバレBOX

    上手にレトロな雰囲気のお部屋、下手半分を贅沢に使って落ち葉を敷き詰めた庭と鮮やかに色づいた柿の木。
    会場に足を踏み入れた途端、何とも言えぬ優しい雰囲気に包まれる。


    脚本がとてもしっかりしており、いつの間にか作品世界に惹き込まれる。
    翠のほんとうの父親は・・。
    そして失踪した写真家は、今何処に・・。
    多少ミステリアスな風味も添えたストーリーの展開に最後までドキドキさせられた。


    役者陣の落ち着いた演技もとてもいい。
    納屋さん、もっと見たかった気もするけど、たったワンシーンで示した存在感はさすが。
    場面に応じた二十五絃筝の自在な調べが、情緒感溢れるシーンを演出する。
    柔らかい照明も温かみがあってとても良い。


    ひめごと・・、確かに誰にも言えない事情だが、作品には重苦しい雰囲気はなく、終始しっとりとした優しい感覚が漂う。


    風情ある舞台設定、しっかりとした役者陣の演技、そして優雅な筝の調べが格調高い。
    抑えた佇まいがとっても素敵な作品・・。


    何だか優しい気持ちになって劇場を後にした。
    静かに余韻に浸りながら・・。

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