serialnumberのserialnumber 公演情報 serialnumberのserialnumber」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
1-17件 / 17件中
  • 満足度★★★★★

    serial numberとしての最初の公演は、密度の濃い二人芝居の三連発。
    それぞれの世界観がきっちりと立ち上がって、このユニットのこれからが楽しみになった。

    『next move』
    同じ歳の2人の若者の成長を追いながら、それぞれの人生や将棋への想いが1つの勝負に集約されていく。2人の個性の違いと互いに向けた複雑な感情が鮮やかに描かれ、過ごしてきた日々の確かさが、最後の瞬間の切実さを際立たせた。

    『nursery』
    翻訳物のような雰囲気をまといながら謎と愛憎の森深く分け入るように進んでいく。
    ミステリーめいて真実へとたどる道筋の面白さと、2人の登場人物の関係が揺れ動く様子が魅力的だった。

    『ROBOTA』
    ロボット技術者である兄と弟の会話を通して、 痛ましい出来事とそれに対してそれぞれが抱く想いが描かれていく。無惨な出来事を振り返りつつ諦めずに説得を続ける弟の言葉によって、兄の消えない痛みが希望へと昇華される瞬間が胸に沁みた。

  • 満足度★★★★★

    ROBOTA を観劇(結局3作品をコンプリート)。会場のレイアウトを上手に使って"再会"が演出されてスタートしました。徐々に明らかになる歴史に感動しつつ、未来への期待を持たせたエンディングとなりました。詩森さんが涙を拭きながら観ておられたのが印象的でした。そして、大変高尚なカレーの香り!当方がしょっちゅう食しているのは何なんだろう?と思うようなスパイシーな世界。時間がなくてお相伴にあずかれなかったのですが、また次回、機会があることを楽しみにいたしております。ハートフルで、家庭的な味のする3公演でした。

  • 満足度★★★★★

    nursery を観ました。伏線がドンドン回収されていて、Multiple Personality Disorder はもう少し外傷的体験があるのでは?とか思っていたら、ちゃんと備えられていました。たまたま公演が中断するアクシデントがある回だったのですが、再開後も極めてスムーズでして、演者の方の実力を思い知らされた感じ。DVDになったらぜひ!ノンストップで再見したい!

  • 満足度★★★★

    二本目「nursery」。小品におまけ付きのシリーズで、今回のは詩森、杉木による短い前日譚のリーディングとの事だったが、結構本域での芝居。もっともこれの評価は本編の出来次第。
    問題の本編は昨年名取事務所がやった海外戯曲「エレファントソング」を思い出させる、精神科医と手強い患者の緊迫の台詞対決だったが、今作は二重人格を一つのあり方と了解した上でそれを手掛かりに「事実解明」に向かう。
    上述の海外戯曲(映画化もされた秀作と比べるのも何だが。確か二重人格とも違った)では、新任医師の内面に鋭く斬り込んで翻弄する患者(青年)のズバ抜けた洞察力感知力との勝負の中で、患者である青年の精神性へと近づいていく。
    今作は二重人格を必要とした青年の過去や精神性そのものより、二重人格の仕組みと事件(前任医師の死)との関係の解明が前面に出た印象だった。言葉による説明の比重が大きく、言葉の背後にある人物感情が見えづらかったのは演技の問題か脚本の問題か。
    このエピソードの中に織り込まれた、新任医師の前任医師への「感情」が出来事を立体化し後半に情景を浮上させる鍵だったが、一方の青年個人の情景は、奇抜な表層からその奥には進めなかった感が残った。「犯されて可哀想」という憐憫(観る側にとってドラマティックさを掻き立てるフックとなる感情)にとどまったというあたりがそれ。
    しかし俳優田島亮の活躍の場を作る事のために、難度の高い(そうな)二人芝居をそれなりのクオリティで三本も書く情熱、又は才能に注目な今回の公演である。

  • 満足度★★★★★

    「シリアルナンバー」旗揚げ公演。3作品見たかったけど、都合で「ROBOTA」のみ。「風琴工房」の時もあったけど、今回もこんな所で?という劇場。とてもおしゃれで見る前から期待が高まる。ろばさんの演出に、杉木さん。そして今回注目は初めて見る田島亮。初っ端の笑顔といい、なにより見る側を惹き付ける魅力がある役者さんだった。 最高の船出おめでとうございます。

  • 満足度★★★★

    鑑賞日2018/07/15 (日) 14:00

     『ROBOTA』を観た。ちょっといい気分になってしまった。災害救助用ロボットを開発する技術者兄弟の、兄が失踪して、それを探し出した弟がやってくる場面から始まり、何故兄が失踪したのかが明らかになる過程でさまざまなエピソードが分かる。そううまくいくか、という終わり方でもあるが、サイエンスとヒューマンを繋ぐ存在としてのロボットという位置付けは面白い。

  • 『next move』とは全く違う舞台美術で空間の印象刷新! 前売3500円はとても安いと思います。
    詳しい目の感想:http://shinobutakano.com/2018/07/05/10083/

  • 満足度★★★★

    風琴工房が改称して新しくなったが、主宰の詩森ろぼは変わらずこれはプロデュース公演のようだ。いろいろ言いたくなる舞台だが、総評としては、なかなかよく出来た一夜芝居だ。
    まず脚本。小劇場でそのお約束で見ている分には、今を流行の精神病理、情報(メディア)管理、医学倫理、性同一障害など、さまざまなキワキワノ話題を織り込んだ面白い謎とき劇だが、フライイングもある。個人的にはこういうことは言いたくないのだが不用心にやっていると、思わぬところから槍が飛んでくる。その槍に対して戦わなければならないことも当然演劇にはあるわけで、そこの覚悟が作品にしっかり組み込まれている必要がある。上に上げた四つのいずれにも、甘いところがある。外国を舞台にしたくらいではクレーマーからは逃げ切れない。こういう人たちに対抗するのは無駄(と私は思っていませんと言うだろうが)なエネルギーの消費だ。少し旗揚げもあって面白くしようとし過ぎている。
    役者。二重人格はすでにいくつもの作品があるから、演技例はあるわけだが、田島亮はよく消化していてうまいものだ。対する酒巻誉洋は、もう少し、演技の折り目がはっきりしていると良いと思う。相手の二重人格に呑まれないようにする医者の役だが、こちらにも課題がある。それは早い段階で客にわかっているからだ。
    二部建てになっていて、序幕は、作者と杉木隆幸が演じる。ここは詩森がやるべきではなかった。役者ではないのだから相手との間に差があり過ぎる。ことに女言葉の処理(ですわ、のよ)が拙すぎる。こういうところはお仲間内が多そうな客に甘えず、下手でも俳優に任せるべきだろう。それが総合芸術たる芝居の約束事だ。
    舞台。劇場のせいもあるが、ここははっきり精神科の診療室をきちんと作った方がいいと思った。裁判モノが法廷を作るのと同じである。このドラマは、「治療」と言うプロセスがあることを前提に成立しているのだから。
    劇場。新し劇場だから、場所の説明などはもっと詳しく。お仲間内だけでなく、暗い夜道で地図を見ながら行く客もいるのだから、もっとチラシの地図の字は大きく、カッコよいイラスト風の地図など客は腹が立つだけである。近くの駅はちゃんと書く!。
    今後。詩森はアラ・ミドル女性作家花盛りのいま、演劇雑誌では、特集も組まれるほどになった。これからもう一つ上の活躍を期待したい。おもしろいことにこの作家群の大御所・永井愛以下、現在期待されている女性たち、共通して身近なところから社会的関心もあり、芝居に細やかな配慮も、技術もある。何となくみな雰囲気も似ていて親切な隣のおばさん風である。今回の劇場は客席60.ここから100台まではスッと行けるのだが、そこからの200の壁を乗り越えるのがなかなか難しい。本多で待っている。

  • 満足度★★★★

    鑑賞日2018/07/05 (木) 20:00

     『nursery』を観た。詩森ろば自身が出演する短い前日譚に続いて本編。精神病院での患者と医師の会話劇だが、患者が2重人格というのはよくある話で、その「よくある話」に落とし込まない微妙な感触に巧さがあると思った。2重人格者を演じる田島も、一瞬で変化する違いの表現などが巧いし、相手役の坂巻もベテランらしい緻密な演技を見せてくれる。ただ、こういった話題は、どうしても日常と離れてしまうなぁ、という気持は残った。

  • 満足度★★★★

    昨日Serial Number旗揚げ公演 vol2#nursery 行ってきました。お得だったのはイントロの芝居で詩森ろばさんの演技を見れたこと。そして本編の2人芝居は精神病院を舞台にした患者と医師のある意味狂気の世界。役者の確かな演技と緻密なプロットが観客をグイグイ引き込んでいく。恐ろしくあり、そして切ない、、、そんな想いを後に帰りました。 帰宅途中の阿佐ヶ谷のワインバーで隣り合った歌手のKさんに早速nurseryの話をしたところ思ったより食いつきが良かったのでチラシをあげ、是非というおススメをしておきました。行ってくれるとイイなあ。

  • 満足度★★★★★

    「next move」将棋のプロになるかならないか。その手前までの二人芝居。
    ナレーションも二人がそれぞれ語り、26歳までの厳しい将棋人生がよく描かれていました。将棋好きの私にはとても嬉しい題材でした。

    開演前の詩森さんと田島さんのプレトークも実によかった。
    実は私の知り合いが田島さんをよくご存じで、田島さんがこの5年間ご苦労されてきたことも聞いていました。とても「舞台で演じたい」という気持ちがこのお芝居でも見受けられました。

    佐野さんも縁あってその私の知り合いがよく存じていました。
    私はまだ佐野さんにはお会いしたことないのですが勝手に「セジ」と呼んでいます。
    彼は凛々しい役が似合いますね。今回もそれを思いました。

    帰りにテンションMAXでTシャツを勢いで購入したのですが、ぶっかぶか(笑)
    XLでしたが、サイズは1つダウンが丁度いいようです。

  • 満足度★★★★

    nursery。短編(前日譚)→本編で95分。

    ネタバレBOX

    前日譚。とある精神病院に勤めるミセスカーター(詩森ろば)の前にゴシップ誌記者のレイ(杉木隆幸)がやってきて色々探りを入れてくる。精神病院のとある医師の死、患者であり裁判沙汰にもなったルディオコーナーについてである。
    本編。幼い口調の精神疾患者ルディ(田島亮)の担当医となったティム(酒巻誉洋)がルディと話していると、突如ルディの口調が変わり粗暴な別人格が現れる。別人格は鋭い指摘と洞察力でティムの本当の目的を話させるが…。

    ルディが父から性的暴行を受けていたこと、そして父を殺し別人格を産んだこと、死んだ医師もルディへ性的暴行をしていたこと、その被害は別人格が引き受けていたこと、などがどんどん明らかになっていき、ティムはティムで、死んだ医師に対する性的な想いを消化すべく、医師とティム(別人格)との関係を明らかにすることに成功する、という会話劇。
    別人格の超人的な洞察力もさることながら、ルディの身代わりとしての人生を歩むことを受け入れている別人格の生きざまというか、それしか選択できないやるせなさが見どころかな。動機は自己的であれ、ティムは別人格に手を差し伸べた救世主ともいえるし、二人のヒューマンドラマでもあるか。

    最終盤でティムに人格が入れ替わるが、その時のティムはもしかしてまた別の人格なのかななんて思った。もしくはさっきまで話してた別人格が死んで代わりの人格を作ったというような。けど雰囲気的にそんなネガティブな作品じゃないような気もしている。会場の白さ的にも、クリーンな作品と受け止めてよいのかななんて。
  • 満足度★★★★★

    二人芝居とは思えないスピード感と充実感。DVDで後からもう一度見たい感じ。このシリーズ、期待しています!

  • 満足度★★★★

    第一弾「next move」を観劇。二人芝居。ビフォアトーク付き。話題は、なぜBTか・・の謎掛けから今公演の事、これが立上げとなるserial numberの由来の解明へ、そして芝居へ・・書き手で演出家・詩森氏の構成力をそのあたりにも見る。あまり判り易くはなかった此度の経緯が観客として実感的に理解、咀嚼できた。
    芝居は棋士を目指す二人の少年~青年の、二人だけの物語。詩森らしいテンポ感ある芝居で、言わばこの世界のある典型的な断面だろう(取材もしっかり行なっただろう)と思われるが、ストーリーの表層にみえない(台詞としても説明されない)人の内側に吹き荒れるあらゆる感情が想像されて来るのがむしろ面白く、気持ちよくみた。

    ネタバレBOX

    実際に闘われたある棋譜を借用して「7六歩」と言い合いながら駒を実際に進めて行く。中盤までそれは各場面のラストに「将棋を打つ風景」の描写として置かれるが、最後は実際に勝負がつくまでの棋譜を辿り、芝居としては、言わばその勝敗をどちら側に割り振っているのか、に関心が集中していく。結末はどちらでも成り立つ架空の人物による青春ドラマだが、自分が作者ならどちらを勝者にするか迷っただろう。その事を考えるのも面白い。
  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2018/06/25 (月) 20:00

     風琴工房あらため serial number の旗揚げ公演。『next move』を観た。将棋のプロ棋士を目指す2人の男の友情を、やや笑いも混ぜつつ、厳しさのある世界を見事に描いていた。天才棋士・藤井聡太の登場で注目される将棋界だが、以前から書かれていたという脚本を公開舞台化した。小学生から26歳までを田島亮・佐野功が演じるのだが、小学生を演じても愛嬌ある2人で、成長に応じて変化する様子と2人の関係の描き方が素晴らしい。ただ、最後の「負けました」のセリフを敢えて削る選択はなかったのかな、とも思う。でも素晴らしい舞台でした。

  • 満足度★★★★★

    Serial Number旗揚げ公演#next moveに行ってきました。将棋界のプロを目指す棋士の物語。特殊な世界における男たちの成長を友情、競争、葛藤、を将棋盤での真剣勝負を通じて伝えるというあまり観たことのない芝居。 勝負の厳しさと2人の辛さが途中ビシビシと伝わってきて思わず唾を飲み込んでしまうこともたびたび。 2人で約90分、これだけの芝居を見せてくれるとは、、、、。 ろばさん、流石です。

  • 「next move」はプレトーク込みで約1時間半弱。将棋にかける男子2人の青春は人生の凝縮版。面白かったー♪ 拍手鳴りやまずカーテンコールは3回。

    ネタバレBOX

    26歳という年齢制限は残酷なようで優しい気もしますね。今は高卒認定があるので少し安心。

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