満足度★★★
ほど良くユーモラスで、ちょっとビター
キャンプ場に予約なしに訪れ「1人だけの客は泊めない」と断られた男が、泊まれるようとりなしてくれた常連客の女性ライターから以前そこであった話を聞かされて…という物語。
あれほどドラマチックではなかったとはいえ若かりし頃(爆)の夏合宿のことを懐かしく思い起こしたりしつつ(肝試しとかやったなぁ)、ほど良くユーモラスで、ちょっとビターな内容に引き込まれる。
このビターな部分が実は「藪の中」であり当事者の2人以外は真相を知りえず、したがって舞台上で描かれる事件(?)はあくまで語り手の推測にすぎないためにその苦さが緩和されるというシカケは上手い。
また、その後の場で現在のパートに隠された秘密が明かされ(前述の苦さ緩和のシカケもここで明らかにされる)断られた男と女性ライターの立場がガラリと変わるのは、タイプは違えどロベール・トマの某作品(敢えてタイトルを秘す)のどんでん返しのようで面白い。
満足度★★★★
よかったっす
きちんと緩急があって、テンポがよくコントロールされていた。
青山円形をうまくつかって中央の丸い底をいい感じに、見せることにせいこうしていた。
役者の演技もバランスよかった。
難を言えば、キャンプ場に毎年来る、若者たちが単なる、今風のくっついたり、離れたりをテキトーにこなす若者像の典型というのでは、今ひとつ、弱い。
不器用な主役二人とのコントラストがもうすこし鮮やかであればな。と思う。
満足度★★★
ピュアな心
純粋だなと。みんながそれぞれの形での恋愛をしてはいるのだけれど結局は純粋な恋愛心なのかなと。中心となった二人の恋愛でも、その周りに存在する恋愛でも純粋さは変わらなく、でもその恋愛が複雑にもたれた感じが面白かった。
満足度★★★★
すき。
なにより、安心して観ていられるのが良い。
回によるばらつきが少なそう、良い意味。
円形だけに、見えない角度もやはりある。
のが、負担になっていなくて、むしろ効果になっている。
ジュンコさん。とても好きです。
満足度★★
気持ち悪い男に共感
本作品で決してかっこいいとは言えない役である星次にとても親近感を感じました。
コメディ部分もあるけれど、フライヤーのようにかわいい印象は一切なく、シリアスでどんよりしている感じ。
この円形劇場は初めてでしたがいいですね。外れ席が出づらそう。
満足度★★★★
・・・
思いは複雑です。いろいろな気持ちを考えてしまいます(若者4人の関係も含めて)。でも,良い芝居であったことだけは確かです。あと悪いとは言いませんが,開演前,あれ?もう始まってるのと思わせるような出方は,こちらも見つめていいのか迷ってしまいます。
満足度★★★★★
面白いけど切ない
セイジさんもジュンコさんも切ないですね。セイジさんの一途な思いは叶えてあげたいと思う反面、やはり気持悪いと思ってしまう自分も居て、自分のいやらしさを感じてしまった。修行しなくちゃ。
満足度★★★★
キモい男のお話を
ちょっと切なくかわいらしく、ちょっといろいろ考えちゃうようないい形で見せてもらいました。みんな一生懸命生きてるなー、人と関わるって素敵で難しいなーなんて、素直になりたくなる作品。ちょっと寒くなっちゃったけど、残暑の中でほんわか観たい感じ。
満足度★★★★
初日観劇
久々に人間味あふれる作品を観ました。自然っていいなぁなんて思いました。話も分かりやすく最後まで楽しく拝見させていただきました。最後は少し怖いなって思ってしまいました。