公演情報
「しずかミラクル」の観てきた!クチコミ一覧
満足度★★★★
昨年の「あ、カッコンの竹」よりは、判り易かった気がした。宇宙人と地球人(人類)が居て、地球人は追い込まれている。侵略の様相だがそれも微妙で、繊細な宇宙人が「あんな事やっちゃったんだもの(憎まれても仕方ない)」なんて台詞はちょうど侵略者の末裔が先住民を慮るような調子で、言わば宇宙人を擬人化して描く事によるおかしみが随所に。「地球人からみれば俺たちこうなんだろうな」と、自己相対化してみる態度は地球人以上にシンパシーの対象だったり。宇宙人がどうやら「海」を消してしまった事で人類は絶滅に瀕しているが、さほど憎しみを抱いてなかったり、恐れていなかったり、ドラマ性が漂白されてナンセンスの味が生じる。「よく判らない話」の部類であるが、面白味があった。突飛な設定も何やら飲ませられる。
果たして、この芝居の中では、人類の絶滅から逃れることが至上命令なのか。必ずしもそうではなく、そうした状況下にあっても、どう存在するか、生きるか、時間や倫理や合目的性を脇に置いて、私たちは人間や人生というものをどう見通すことができるのか・・何が愛すべきものとして見えてくるのか・・大袈裟な表現ではあるがそんなテーマがこの芝居(というかナンセンスそのもの)に埋まっているように思う。
満足度★★★★
おもしろかったです、ずらしてくるのですべてを理解はできないタイプの演劇でした。この劇団は初見でしたが、あらかじめ脚本家の方の過去のインタビュー記事を読んでから観劇しましたので、う~んなるほどって思いです。挑戦されてる演劇だと思います。次回作も見てみたいです。
満足度★★★★★
賛否両論ある作品とのことですが、私はとても好きな作品です。静かで暗い世界の中で、かすかにやりとりされるコミュニケーションが、届いていたり、いなかったりと曖昧になっている作品のおもしろさだけでなく、静かでかすかな光や佇まい、空気を含めた世界が儚くて美しくて、思わず予定にない二回目の観劇をしたほどでした。
人類滅亡が目前にせまる寂寥としたディストピアで、とぼけた会話や素っ頓狂なギャグが独特のタイミングで繰り出されます。狙ったチープさにも味わいがあり、この劇団にしか作れない作品だろうと思いました。
出演者・制作の若旦那家康さんの心の込もった丁寧な前説がとてもよかったです。
詳しい目の感想:http://shinobutakano.com/2018/06/14/9896/