胸に抱いている星 公演情報 胸に抱いている星」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
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  • 満足度★★★★

    今まで観たことの無いタイプの作品。
    『演劇人のお話し』と言うより、演出家さんと役者さん3人が「役柄」という仮面を脱ぎ捨て、ありのまま舞台に差し出された感じと言えば良いのでしょうか。
    各自に与えられた“ひとり語り”のシーンは特に興味深く、紛れもない自分自身の言葉で自身の事が語られており、体温が伝わってくる様に想いが伝わってきます。
    今回初めての方ばかりですが、思わず「うんうん」と頷きながら聞き入ってしまいました。
    フライヤーではキャスト3名となっていますが、演出家の李哉尚氏もしっかり作品に加わっており、計4人それぞれ個人としての表現に加えて、即興劇の形で劇団としての表現もありのままに披露。

    毎回カタチを変えていく即興劇を多用しながらも、最終的にはタイトル『胸に抱いている星』へと着地していき、作品としての骨格もちゃんと組まれた不思議な公演でした。

    その劇団の内面プロフィールがよ~く分かる試みなので、THEATRE ATMANさんが発祥の地(劇団)という事で、いろんな劇団に横展開しても面白いフォーマットだと思えました。

    ネタバレBOX

    居酒屋トークのシーンでは、演出家さんが3人とは離れた位置で観察し時折指示を出されていましたが、いっそのこと演出家さんも一緒に加わり、もっとぶっちゃけ度の高いトークを聞いてみたい!と思いました。
    今回の形式だと、どうしても3人がパフォーマンス寄りの会話になってしまい(パフォーマンス部分は即興劇のシーンで既に堪能しているので)こちらのシーンではお互いが同調する事をあまり気にせず、ライブで“素”に近い言葉を聞いてみたかったと思います。

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