満足度★★★★★
今回が最高の舞台でした
何度か観ている「闇に咲く花」、期待していた、青年座の石母田さんが、期待以上の好演で、筋なんて重々知っているくせにまた号泣してしまいました。
名古屋章さんの主人公も好きでしたが、辻さんの主人公もいいなと思いました。
満足度★★★★★
やはり名作
今までに観た井上ひさし作品の中でも1、2を争うくらいに好きな作品であり、今回は冒頭のギターの優しい音色から眼が潤み、先を知っていることによって、相当泣けた99年、01年に輪をかけて泣ける。
満足度★★★
新劇を観る目の必要性を感じた
久々のこまつ座
いわゆる小劇場ではない公演が久々だったので
客層の違いにまず戸惑ってしまった
定型パターンの繰り返し部分などで
途中飽きが来たが
それは自分の眼力の無さ・無知ゆえなのでしょう
この様な芝居が何度も再演される事を望みます。
満州で兵隊だった父から聞いていた戦中、戦後の日本がそのまま舞台に再現されていました。
父は13年前に亡くなりました。
父と同じ様に戦争に駆り出された世代がどんどん少なくなっている中、こまつ座が届けてくれるこの様な芝居は貴重です。
闇に咲く花は神社の意味が丁寧に描かれ、その時々に変遷してきた日本の世相を深く知る事になりました。
満足度★★★★
近いところを思い出す、ということを続けるつらさを引き受ける
僕たち日本人は、どういうわけか、「世界」に「進出」することを、脅迫的に追い求めながら、日本人であることを日々、忘れようとしている、世界的にも希有な人々だ。
井上ひさしさんの仕事は、ほとんど全てが、僕らに、日本人であることを思い出させようとする試みであるような気がする。
普通、こう書くと、歌舞伎とか落語とかの伝統芸能が出てきたり、日本語の美しさが出てきたりしそうだけれど、井上さんの場合、そういう、遠いところにはいかない。もっと、最近の話だとか、身近な話だとか、近いところの話をする。でも、僕らは、どういうわけか、井上さんの取り上げる、この「近いところ」だけを、意識的に、忘れようとしているようなふしがあって、その辺りだけが、空白のポケットのようになっているのに、そのことに、「意識的に」気づかないようにしているようなのである。
満足度★★★★★
ほぼ泣きっぱなし
7年前よりも熱く、身にしみる感動。はつらつとした役者さんが作る、笑いの健やかさは青天井。ギターのソロ演奏に心が震えます。若い俳優に受け継がれていく演劇界の財産だと思います。