らん 公演情報 らん」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.8
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  • 満足度★★★★★

    いやはや、本当に素晴らしかった。油断してたらずっと鳥肌立ちっ放し。

    何が良かったって、いわゆる芸能界的に有名で名前のある役者さん達を追い遣って?
    正直有名ではない、でも実力あるベテラン役者の方々が、見事に全編に渡り活躍をされてた点です。
    この事により、分厚い作品に仕上がっていて大満足しました。

    主演は14歳の松本来夢さん。
    「14歳なのに物凄い!」的な事前情報を浴び過ぎていて、
    事前にハードルが上がり過ぎた為「とてつもなく驚いた!」という事はありませんでしたが、
    それでもこの年齢の少女だからこそ出せる危うさや脆さの様なものが、
    作品に非常に良い影響を与えていたのは間違いありません。

    個人的には平山佳延さんが出てきた瞬間に空気を変えていて素晴らしかったのと、
    田中稔彦さんがこれまで拝見した中で一番絶妙な役を演じられていて素晴らしかったです。

  • 満足度★★★★

    ただただ楽しいだけの作品かと思って観ていたのですが 後半に進むにつれて人の業とは悲しいものだが自分自身も否定は出来ないだろうなと思いました。2時間半の長丁場でしたが それほど長くは感じず観れました。

  • 満足度★★★★★

    観劇後の満足感というのは「面白かった!」「感動した!」等の手土産をどれだけぶら下げて帰れるかともいえますが、まさに大漁!もう胸いっぱい、お腹いっぱいです。

    悪政に苦しむ極貧の村民、更なる底辺に属する毒地で暮らす賤民の人々。
    その一人、苛酷な境遇ながらも賤民ゆえの逞しさと結束の強さに包まれ、青春グラフティーさながらに恋をし、明るさ、真っ直ぐさで楽しませてくれる少女。
    しかしその先には、青春モノというにはあまりに血生臭く、少女はおろか彼女を祭り上げ、裏で画策する大人達さえもドツボの争いに巻き込こんでいく悲劇。

    観劇前には「予言」というキーワードから『マクベス』をイメージするところがありましたが、実に日本人的泥臭さと、闇が光を、光が闇をより際立たせるコントラストが鮮やかな展開で振り幅大きく心揺さぶられました。
    ふんだんに盛り込まれた殺陣シーンでは、どれもが単純に善と悪が争う図式に当てはまらず、両者のバックボーンが充分刷り込まれている為、どちらが斬られても「あ~っやられちまった!」と心穏やかではいられない連続・・・

    今年初の感動泣き。
    「より激しく、より切なく、より残酷に・・・」
    感極まり、気持ちいいくらい涙たくさん流させて頂きました。

    ネタバレBOX

    主演2名が未成年、ソワレは終演時間に規制がかかる為、凝縮されたバージョンとなり、マチネの回はそこを気にせずに上演時間も若干長くなっています。と作・演出家さんからの説明。
    研ぎ澄まされたソワレのバージョンの方が好みだと考える方もおられると思いますが、私は創り手の表現したいモノが全部つまったバージョンなら、もう大歓迎。
    実際、長さなど意識するヒマもなく、終始全て丸ごと全部楽しめました。

    主役の松本来夢さんは初舞台という事でしたが、周りの役者さんのフォローもあり、その愛らしさが生かされた演出。
    彼女「らん」を一角とした五人の恋愛模様が何とも切なく、「らん」に思いを寄せる「イタチ」の殺陣シーンが涙腺崩壊の突破口でした。
  • 満足度★★★★★

    不勉強ながら、秦建日子氏のことは2016年の監督作『クハナ!』を観たときにパンフレットを読むまで、ずっと女性の脚本家だと思っていたし、本作を観るまで、つかこうへいに師事していたことも知らなかった。もっと言うなら、観劇から離れている時間が長かったので、「秦組」として舞台をやっていることすら今回初めて知ったのだが。開演前に秦氏が出てきて、つか氏への謝辞(本作の初演時につか氏が亡くなった)を含めた挨拶をしたが、本編を観ていて、ああ成程と思うシーンが多かった。

    下手寄りの5~6席分を中央通路までつぶして花道を作ったセットも効果的。音楽は3人の生演奏。殺陣もたっぷり。「らん」はどこかで見たような顔と思ったら、映画『クハナ!』で主役の小学6年生をやっていた子だったが、現在14歳。当然、映画の頃より背も伸びていたけど、手足が細くて「強さ」があまり出ず、アクションシーンはこの子の出番になるとややトーンダウンしたのは否めない。ただ、それに目を瞑りたくなるくらい、舞台としての満足度があった。

  • 満足度★★★★★

    らんは今回が初めて。なので前作と比べることは出来ませんが『より激しく、より切なく、より残酷に』の部分の激しさ、切なさ、残酷さはヒシヒシと感じました。それぞれが愛する人のために必死です。ただそれだけなんです。でも分かり合えず絡まりあって迎えるのは悲劇。考えさせられましたね。殺陣が多くBGMが生演奏という演出も良かった。見ごたえ十分な作品でした。

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