公演情報
「プライムたちの夜」の観てきた!クチコミ一覧
満足度★★★★
リーズナブルなサイドの2階席が取れた。多少観にくいが舞台がとても近い。久々に浅丘ルリ子も観ておきたかった。ご高齢なので、これが最後かもしれないなどと失礼な(!)思惑もあり。
平田オリザのロボット芝居もある中で、役者がアンドロイドを演じるのは興ざめかもしれないと危惧したのだけれど。これがなかなか良かったです。
亡くなった人とそっくりのアンドロイドが開発された近未来。
浅丘ルリ子の80歳過ぎの老女の芝居は、さすがに真に迫った感じがあり、見事だった。ところが次の場面でアンドロイド役で登場した時には、ひややかにシャキッとしたアンドロイド振りで感心した。女優というは凄いものだ。
娘が老いた母のために頼んだのがアンドロイドである彼女の夫(しかも若い頃)、その娘が死んだ後に娘の夫が頼んだ妻のアンドロイドと、役者が本人役とアンドロイド役の二役を演じるのだが、その演じ分けがスゴイ。「それは記録されていません」という台詞が笑える。
そして最後のアンドロイドたちの会話、これが衝撃だった。
アンドロイドたちは、あとからインプットされた情報しか持っていない。ロボットにない、一番の人間らしさは、弱さであり狡さなのであろうかと考えさせられた。
満足度★★★★
介護は肉親だからこそうまくいかないことがある。
そして介護には後悔がつきまとう。家族に先立たれた者も同じ。
テクノロジーが慰めてくれることもない。
プライムとは「 ′ 」のこと。舞台に登場する「アンドロイド」のことを指し、いわゆる「不気味の谷」のことを指しているのではないかと思う。
その「不気味の谷」を演じることで人間との違いを見せた役者が上手い。
そしてラストの不気味さ。
浅丘ルリ子さんの“普通にどこにでもいるおばあさん”ではない感が、翻訳物に登場するアメリカ人のおばあさん役にぴったり、とも言える。
ただ、どのタイミングでも付けまつげたっぷりお化粧バッチリなのは、少々違うとは思うのだか(笑)。
満足度★★★★★
①死と老いと孤独の作品だと思うが、とてもロマンチックだった。死や老いの恐怖も孤独の寂しさも、みな愛を欲すればこそ生じるもの。
片想いのあの人の代わりにするなら夢があるのかもしれない。でも、傍にいた大切な人の代わりにするには、きっと埋められないものが大き過ぎる😢
②他界した我が母と認知症の父を思わずにはいられない。
ステージが十字架に見えた。上手奥の変化とラストの三人芝居に背筋が凍る。最後まで生身だった相島一之さん。その後にに思いを馳せる。照明の効果も絶大で見事に魂を抜かれた。
③浅丘ルリ子さんに敬服。次元が違うとはこのことだ。可愛らしさに度肝を抜かれた。
満足度★★★★
鑑賞日2017/11/14 (火) 14:00
人間そっくりの会話もできるアンドロイドが発明された2062年という近未来を舞台に、人間であることの意味や、AIとの接し方、さらに存在意義を問う日本初演作。夫を母を妻を失った人々を救うためのアンドロイドが、かえって違和感をもたらしてしまうというのは起こりそうな話だが、それらの数々を経てのエンディングは秀逸。人間とアンドロイドを描き分ける役者に2人いるが、演出の力もあるのだろうけれど、見事だった。浅丘ルリ子恐るべし。
「プライムたちの夜」約2時間5分休憩込み。85歳の役を演じる浅丘ルリ子さんが超可愛いーーー!!アンドロイドとの会話から老い、死後について考えさせられた。記憶は常に捏造され歴史は好き勝手に解釈される。二幕の変化に驚いた(笑)。そして佐川和正さん萌え。