やねまでとんだ 公演情報 やねまでとんだ」の観たい!クチコミ一覧

期待度の平均 3.0
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  • あっぶね。
    折込で見るようになったのがつい最近で、時期的に行けないかなと思っていました。けれど行きます。明日行きます。珍しく学生演劇を観ない時間が出来てしまったのですが、観なければ。彼らが今後どうなるか分からないのだから観られる今の内に観ておかねば。

  • 期待度♪♪♪

    サバイバルな早稲田にあって
    早稲田に掃いて捨てるほど溢れる劇団の多くは、良くも悪くもプロ根性に溢れていて、とにかく、なりふり構わず、他人を押しのけても、自分たちを売り込もうと、必死だ。それは、今の厳しい世の中を、必死で生き抜こうとする意志でもあるのだろうけれど、そういう、世の中との距離が離れていない態度は、世界を切り取る演劇の立場として、危ういものを含んでいると思う。

    そんな中、このチラシは、とっても謙虚に、そして綺麗に、構内の掲示板に貼ってあった。チラシ自体は一種類なんだけれど、その、掲示の仕方に、工夫があるのだった。

    僕が剥がしてきたのは、A4サイズの、トレーシングペーパーみたいな半透明の紙に、テープでとめてあるものだったけれど、学内を歩いていると、他にも、掲示の仕方に色々なバージョンがあって、なんだか、楽しかった。どれをもらおうか、少し、悩むほどだった。

    あらすじを読む限り、チラシの掲示方法と同じく、なんだか距離感のあいまいな、純然たるファンタジーのようだ。現代にあって、ファンタジーを描くことは、少しリスキーだと思う。自己責任のサバイバル空間は、ファンタジーだけでは、生き残れない。かわいいチラシたちも、ガムテープで無粋にベタベタ貼られた、大量の、他劇団のチラシに覆われてしまっていた。

    でも、ファンタジーを、というか、現実と距離を取る想像力を、完全に放棄した感のある、早稲田の多くの劇団よりも、僕は、ゆとりを感じる、こちらを、観てみたいな、と、思った。それが、モラトリアムなのか、サバイバルへの処方箋なのか。楽しみにしています。

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