第8回せんがわ劇場演劇コンクール 公演情報 第8回せんがわ劇場演劇コンクール」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
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  • 満足度★★★★

    せんがわ劇場が主催する演劇コンクールで、予選(書類審査)を通過した6団体によって競われた。40分間という限られた時間の中で表現することになる。コンクールは2日間にわたって専門審査員、特別審査員、市民審査員および全公演を観劇した観客の投票によって審査する。専門審査員が優勝および脚本・演出・演技の各部門を選び、特別審査員等が投票(持つ票は異なる)によってオーディエンス賞を決める。
    今回のコンクールの特徴は、パフォーマンス系が5団体、ストレイプレイは1団体であり、圧倒的にパフォーマンスを取り入れた公演の方が多かった。この傾向は、時間的制約が影響していると思う。
    (上演時間各40分)

    ネタバレBOX

    上演団体・演目は次の通り。
    〔1日目〕
    ①平泳ぎ本店『コインランドリー』
    ②waqu:iraz『closets』
    ③Pityman『ぞうをみにくる』

    〔2日目〕
    ④HOLIDAYS『ちゃぶ台』
    ⑤Spacenotblank『Love Dialogue Now』
    ⑥くちびるの会『プールサイドの砂とうた』

    それぞれの公演は観応えがあるが、それ以上に劇場主催のコンクールで専門審査員、特別審査員、市民審査員および観客の投票で賞を選ぶという開かれた形式が良い。コンクールは、演劇それも小演劇界で活躍する劇団、団体の励みになっていると思う。また賞の受賞は形として残るが、時間的制約がある芝居を創るという試みは、脚本・演出・舞台技術等の色々な演劇要素の向上に役立っているのではないか。

    次回のコンクールも楽しみにしております。

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