海の凹凸 公演情報 海の凹凸」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
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  • 満足度★★★

    ひとつの事にのめり込みすぎて周囲が見えなくなる気持ちは理解できる。
    内容的には水俣病のことよりも組織内のスキャンダルばかり印象に残ってしまった。
    戯曲の時代背景の所為か、演出の所為か、すごく古臭く感じてしまった。
    特に女性の言葉遣い。

  • 満足度★★★★

    1980年代東京。

    東京大学で長年公害についての公開講座を行っていた宇井純氏とその周囲の人々をモデルに、水俣病を始めとする公害病について問題意識を持ち、それを広めていこうとする人々の葛藤と転機を描く。

    戯曲を担当された詩森ろば氏(風琴工房)は、この題材に高い関心を持っており、自らが主宰する風琴工房でも『hg』というタイトルで水俣病についての作品を上演している。

    いや、「題材」という言葉が軽く聞こえるとしたら、見過ごせない同時代の問題として。

    社会性の高い問題を広い視点で見つめながら、あくまでも個人の関わり方を中心に描くことで観る者が共感しやすいものとなった。

    特に、終盤の主人公の決意と、彼とともに行くと決めた女性の描き方は(モデルとなった人物や事象もあったように聞いたが)、大きな問題に個としてどう関わっていくか、そしてそれを誰と共有できるのか、という人の生き方や考え方に寄り添って描かれていたように思う。

    ある種の運動にのめり込んでいく男と、それを理解し得ない、あるいは家族をかえりみない彼の熱意ゆえことさらに目を背けようとする妻のすれ違う心。

    そして、家を出て、彼とともに水俣へ行くと決めた女性の迷いないまなざし。

    我々は何のために生きるのか、という素朴な問いは、応える人の数だけ答えもあるかもしれない。
    我々はここでその答えのひとつを得ることになるだろう。

    水俣病という重いテーマを扱いながら、人間ドラマとしての面白さで観る者を惹きつけた脚本はもちろん、説得力のある人物像を立体化した演出も見事だった。

    老舗劇団らしい幅広い年代のキャストの活躍や丁重なスタッフワークも見応えがあり、熱量と端正さを併せ持つ舞台となっていた。

  • 演劇的には単調だけど、脚本の深さにグイグイ引き込まれた。

  • 満足度★★★★★

    本当に恐ろしいのは水俣病という概念でした。

    ネタバレBOX

    水俣病に関する勉強会を通じて、水俣病という有機水銀中毒の問題を考えさせられるとともに、有名学者は大学から広告塔としては尊重されるものの出世しない現実を学び、何かに夢中になり過ぎた者は、本件では社会正義に目覚めた者たちは視野が狭くなり、自らの家庭を崩壊させるなどの恐ろしい現実があることを知らしめさせられる話。

    W不倫の始まりで終わりました。凄まじい展開でした。本当に恐ろしいのは何か、さすが詩森ろばさんだと思いました。

    勉強会を通じて知り合い、考え方で共鳴し尊敬することから始まったW不倫、民進党山尾志桜里衆院議員の醜聞を予見していたかのようでした。勉強会に興味を示さない配偶者と比較してしまうことはあるでしょう。事の良し悪しはともかくとして、成り行きに関して理解はできます。

    小劇場に見慣れた身としては、お芝居臭いしゃべり方に違和感を覚えました。

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