公演情報
「青の凶器、青の暴力、手と手。この先、」の観てきた!クチコミ一覧
満足度★★★
学校の風景。
彼女ら・彼らの交わす言葉の奥に繊細な想いが行き交う。いくつもの短い場面が、乾いた音で切り替わり積み重ねられていく。その中でしだいに見えてくる過去は深い青に彩られて切ない。
劇中で交わされる会話の柔らかい方言の響きが、重なっていく場面にもうひとつの色を加えていく。
あの子の言葉に、土地の訛りがなかったのはそういう訳だったか、と後から思ったりもする。
現在向き合っている大切な人の死と過去の悲劇とを抱えて、ぶっきらぼうにしか振る舞えなかった少女の自責の念が痛々しい。
あの子もあいつもキミのことを大切に思っていたんだよ、と耳もとで言ってやれたらいいのに。
大きな悲劇を物語の背景に置いたことは、そのことに対する創り手も思い入れや必然性が問われなくてはならないだろう。切実さとかすかな違和感の双方を感じたりもした。
それでも、劇中で交わされた会話やそこに込められた彼女ら・彼らの細やかな心の動きは、観終わった後も確かに心に残った。
満足度★★★★
鑑賞日2017/09/02 (土) 18:00
価格5,216円
少し遡って感想を書き留めています。
リジッター企画の作・演出を務める中島庸介さんの個人ユニット「キ上の空論」。
新宿眼科画廊からスタートし、ついに東京芸術劇場にて公演となった記念作品。
彼にとっては上京してきてから夢の舞台だったらしい。
観劇した日は開演一時間前に着いてしまいFireHDにて「ブルックリンの恋人たち」をリピートで見ていました。弟を想う姉のこころの作品。
偶然でしょうか。本公演は「妹を想う姉のこころ」の作品。
兄弟がいない私でも胸が痛くなりました。
突然大きな箱の公演となったキ上の空論。
このスケールに似合った作品(セット)を期待していた声もあったけど、私はこれでよかった。
思い切り背伸びはせず、いままでの作品の延長、いや成長したまま劇場を変えただけ。
初めて観た人には少し物足りなかったかも知れない。しかし最初の作品から見ている私にはその具合がとても心地よかったです。
『ありそうでなさそうな日常』。私は彼の作品を「時空パズル」と称しているが、とても細かいところまで意味を隠して作っているので、時に宝探しをしているような気分にもなります。
次作も期待。
満足度★★★★★
泣いた。ひと言も、とある言葉は出てこなかったのだが、私にはリンクした。生きようと思った。悲しくて潰れそうだったけど、目をそらしてはいけないと思って、泣いたまま、真っ直ぐ観てた。感謝。
満足度★★★★
「青の凶器、青の暴力、手と手。この先、」
確かに、この先、を描いてた。
好き嫌いあると思う。私はあの世界がとても好き。
劇中、ある人のことを久しぶりに思い出して、今、とても、会いたい。消息なんて知らないけれど、会って何したい訳じゃないけど
リジッター企画の中島さんの立ち上げてるユニット、ってことで気になってて、りさこのガチ恋~とかで評判聞いてる新垣さんを見たかったのと、あすぴーとゆかりんが共演してて、クロムの森下さんが居るっていう、割と条件揃ったので行ってきた訳なんだけど。
なんだこの、空間の、繋ぎ方。すげぇよ…
新垣さんの体現力も凄いし、あすぴーの表現力も凄い。ゆかりんの沿い方とかも良くって、語彙力どっか行くわ。
そして、
演劇って、何もない。が、何でもある。になるから凄いんだ、ってことも再確認。もちろんそこにガイドはあったりするんだけど、それでもホンモノは無いから。
どんな舞台も、音響さんや照明さん、演出部さんが、最後のキャストなんだけれど、
ちょっとこれは、音照がガチでキャスト。殺陣のサンプラーに近いというか、息を読んで滑り込まないといけないやつ。見事。
満足度★★★★
鑑賞日2017/09/02 (土) 13:00
座席I列7番
価格5,000円
場あるいはスキットを重ねて創り上げ、終盤でそれらが収束して行く「キ上手法」(特に今回は水面に浮かんでいたり次第に浮かび上がってきたりなあれこれがゆっくりと流れながらまとまってゆくイメージ)が効果的で、常連組・年長組のサポートがさすが。そうして初見となるガキさんの名演に舌を巻く。
満足度★★★★
鑑賞日2017/09/02 (土) 13:00
価格5,000円
待ちに待った公演がハズレだとガッカリするけど、たまたま観に行った公演が
アタリだとすごく得した気分になる。今回は後者でした。
「たまたま」土曜日に予定がなく、時間があるから何か観に行こうと検索していて
「たまたま」見つけたこの公演。
指定席の公演は好きじゃなく、開場前に並んで自由席の端席で観るのが好きなので、
「たまたま」いちばん端の席が残っていたというのも観に行くのを決めた理由。
いろんな「たまたま」が重なったこの公演。
「青」の意味が分かる後半から一気に畳み込まれて、普段、演劇を観てあまり泣く事の
無い自分も一筋涙がこぼれました。
台風の影響もあって涼しく秋の陽気の様な土曜の午後、気持ちよく劇場を後にしました。
満足度★★★
キ上の空論を観るのは久し振り。
大き目のハコでやるから見せ方も老若男女が楽しめるように寄せてきた!?
大好きだった個性が台無しで、毒気も感じられず終始予定調和的な展開に・・。これでは作・演の色が全く見えてこない。
満足度★★★★
「青の凶器、青の暴力、手と手。この先、」
確かに、この先、を描いてた。
好き嫌いあると思う。私はあの世界がとても好き。
劇中、ある人のことを久しぶりに思い出して、今、とても、会いたい。消息なんて知らないけれど、会って何したい訳じゃないけど
リジッター企画の中島さんの立ち上げてるユニット、ってことで気になってて、りさこのガチ恋~とかで評判聞いてる新垣さんを見たかったのと、あすぴーとゆかりんが共演してて、クロムの森下さんが居るっていう、割と条件揃ったので行ってきた訳なんだけど。
なんだこの、空間の、繋ぎ方。すげぇよ…
新垣さんの体現力も凄いし、あすぴーの表現力も凄い。ゆかりんの沿い方とかも良くって、語彙力どっか行くわ。
そして、
演劇って、何もない。が、何でもある。になるから凄いんだ、ってことも再確認。もちろんそこにガイドはあったりするんだけど、それでもホンモノは無いから。
どんな舞台も、音響さんや照明さん、演出部さんが、最後のキャストなんだけれど、
ちょっとこれは、音照がガチでキャスト。殺陣のサンプラーに近いというか、息を読んで滑り込まないといけないやつ。見事。
満足度★★★★
キ上の空論も、あっという間にここまで来たかという感じ。
劇団自身に疾走感があるね。
リジッターの方も1月にあるみたいだし、ますます期待だね。
内容は、心が痛くなるようないい芝居でした。