公演情報
「カーテン」の観てきた!クチコミ一覧
満足度★★★★
鑑賞日2017/10/04 (水) 14:00
価格2,200円
一言で表現すれば「玉虫色の会話劇」。ある手法により次々にクローズアップされる会話は深読み・誤読の余地が大きく観客毎に解釈が変わりそう。設定が少なくとも今の日本ではないことでより抽象性が増しているかも。また、状況とは裏腹にどこかのどかな味わいなのも愉しい。
あと、観ながら「神経衰弱」ができたりも。(謎笑)
ああいう設定だけに始まり方と序盤で出てくる「劇場(客席?)では……」という台詞が個人的なツボ。あと翻訳ネタかな。
ちなみに会場の使い方にbird's-eye view「girl girl boy girl boy」(2004年4月)を思い出したが、内容は「OCCUPY ~三鷹市芸術文化センター星のホールを占拠せよ~」ではなかったね、当然のことながら……(笑)
満足度★★★★★
某国の劇場を武装した集団が占拠した。投獄されているらの指導者を解放せよ。要求が聞き入れられなければ人質を巻き添えに自爆する、と声明を出して。
物語は、劇場が占拠された数日後から始まり、制圧される直前に終わる。その間に劇場内で交わされた会話から、彼らの目的やそれぞれの出自、思惑が浮かび上がり、そして……。
ドラマティックなはずの題材を、少人数の会話を中心に淡々と描いた、余白の多い芝居である。観終わった後いつまでもいろいろと考えてしまうのは、そこにこめられていた情報量がとてつもなく多かったからかもしれない。
90分の時間とホールの空間を満たした濃密さと空虚さが、遠い国の歴史を聞かされたような儚さに似た余韻を残した。
満足度★★★★
客席へ案内されて文字通り幕が開くまでニヤけて高まってしまう、眼前のカーテンと想像で広がる風景
事件の日々でもあるけど人生の一日でもあり、故意に切り取られた物語を僕らは観ることになる
切り取っているのは作家のエゴなのか、客席を見下ろす僕ら観客なのか
人生における刹那を切り取って喜劇にも悲劇にもいかようにもできる作家が神ならば
観客は想像の余地という福音を与えられた敬虔なる信者てな感じで
この作品を笑いたい場面で笑えて、感情を揺らされる時に身を乗り出せる、僕の幸せ
この劇団の作品はいつも、蛇口から一滴ずつ落ちる水滴のような情感の伝わり方なのに、観終わるといつのまにかその水は踝から膝上、胸を浸し、そして口から僕の中へ注ぎ込まれて、仄暗い水の底に溺れてしまう
騒がしくて笑えるのに、思い出した時にBGMが流れない不思議な感覚
死者と生者が混在する劇場内。非日常に置かれた生者は滑稽で、死者は常に全てを受け入れて。
誰かに殺されて踏み越えるのではなく、自分で線を踏み越えて向こう側に行く物語。
椅子の背が並ぶ光景が墓地に見えた。田中さんの語り口でその場に引かれる線が美しかった
満足度★★★★
鑑賞日2017/10/07 (土) 19:00
座席1階1列
日本のラジオ『カーテン』三鷹市芸術文化センター 星のホール
開演直後、カーテンが開いた瞬間の衝撃。それだけで元を取った気分(笑)
気付けなかった自分が悔しい(^^;)
上演前の諸注意が自然と作品内のセリフと交錯していく演出がすごく良かった。
現実世界と作品の世界との境界線がぼやけて地続きになっていくよな錯覚に陥りました。
鑑賞日2017/10/04 (水) 20:00
価格2,200円
無題2145(17-148)
20:00の回(曇)
19:10会場着(受付) 整理番号付で「劇団」「劇場」の2種類のチケット、19:30開場(それぞれのチケットで5番ずつ)。
ちょっと横道を通って客席へ椅子席が3列。
「カーテン」が閉じられ「舞台」はみえない。
「ユメミルヘヤ(2012/5)」~「カナリア(2015/6)」で4作、ひさしぶりの5作目。
この会場はシンクロ少女の「ファニー・ガール(2013/10)」横手さん、吉岡さん出演以来。
舞台には特に目新しい造作物はないもののそこは誰がみても「劇場」。
19:51前説(屋代さん)、20:01開演~21:29終演。
事前に読みませんでしたが、小冊子があり事件、人物について詳細に記されていました。
よくあるテロ事件、といってしまうのは簡単ですが、出演者の皆さんほとんどが観たことがある方で、ニュースをみていたら突然映像が映り「えっ、この人が?」という錯覚(怖れ?)に陥るのでした。
世界のどこかでは身近であり、また別のどこかでは無縁な出来事かもしれません。
小冊子には顛末までありましたが、お芝居はというと...。
武装勢力、人質ともバラバラの人間関係のうえになんとか乗っているような印象。
当然のごとくバランスを喪い始める。
なんとなく人質のほうがまだ自分を保っていないだろうか?
満足度★★★
鑑賞日2017/09/30 (土) 19:00
日本のラジオさん、毎回当日パンフに全部戯曲が乗ってたり、上演台本も凝ってたり
なのに屋代さんのアナウンスは毎回、フレッシュ感満載な劇団さん。
今回は入場して着席してから、どんな事になるのか期待する客席の状況。
当日パンフの情報量は半端ないので、消化して開演した時には納得です。
リレーというか、パズルゲームのようにも観れる面白い舞台、3連休は選挙活動で
行けないから、みなさんは行った方が絶対いいよ!チケット代も安いしね
ま、賛否分かれる作品ではあります。
満足度★★★★
劇団初見。
三鷹の客席と舞台の作りと演出に惚れ惚れ。
日常的な会話の積み重ねだけでテロのリアルを立ち上がらせる。
当日パンフを見ると背景、登場人物の設定などかなり深く掘り下げていることにまた脱帽。今後も必ず観ます。