トロイ戦争は起こらない 公演情報 「トロイ戦争は起こらない」の観てきた!クチコミ一覧

★ 満足度の平均 ★ ★ ★ ★ ★ 4.3
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  • 楽観的な考えを、完全に覆されました。戦争は、止められない。戦争は必ず起こるのだと、認めさせられました。人類がやるべきことは、停戦、休戦状態をどれだけ長引かせられるか、になるのだと思います。
    詳しい感想:http://shinobutakano.com/2017/10/06/7018/

    ネタバレBOX

    男も女も、老いも若きも、賢者も愚者も、兵士も庶民も、皆が戦争を起こす原因になっていました。戦争を始めるのは政治家だ、軍隊だと思い込むのは想像力が足りていないし、政治家でも軍隊でもない自分の、責任逃れに過ぎなかったのかもしれません。
  • 満足度★★★★★

    運命は神が決めるのではなく、人が決めるのだ。
    「戦争の門」は人の手によって開かれる。
    それを人は押しとどめることができるのか。

    ジャン・ジロドゥによって第二次世界大戦前夜に書かれた戯曲が素晴らしい。
    彼が大戦前夜に感じたであろうヒリヒリ感が、トロイ戦争のそれと重なる。
    戯曲のタイトルもとてもいい。

    どの台詞も重く示唆するところは深い。
    舞台上ではエクトール(鈴木亮平さん)とオデュッセウス(谷田歩さん)の対決に鈍く火花が散る。

    ラストの演出は少々外連味すぎかも。

    バイオリン一挺の生演奏もいいのだが、休憩前の1幕の終わり、バイオリンがまだ鳴っているのに席を立つ観客が多かったのは残念。
    鳴り終わるまで1幕ではないのか。

  • 満足度★★★

    鑑賞日2017/10/05 (木) 19:00

    ホメロスの「イリアス」の前段として、戦争を回避しようとする主人公エクトール(鈴木亮平)の努力が、外交官だった原作者の意識と重ねた物語は、そういう観点で見てみると、やはりスゴイものがある。人間がなぜ戦争するのかという課題を、見事に扱った舞台である。エレーヌ役の一路真輝の美しさに目を奪われる。ただし、やや冗長にも思える。

  • 満足度★★★★★

    鈴木亮平さんといえば「東京タラレバ娘」の「早坂さん」が記憶に新しい。
    この早坂さんは非常に「いい人」で、世の常としていい人は最後にババを引くのであった。
    その早坂さんと鈴木さんをダブらせ近況を追うようにして、私はこの舞台まで足を運んできた。
    この「いい人」の早坂さん、もとい鈴木さんが戦争から凱旋してきた将軍というのは何かピッタリこないと思ってしまったが、その疑問は徐々に解け、後半に訪れる見せ場で「鈴木亮平+谷田歩」の狙いを完全に理解したのであった。

    さて表題にある「トロイ戦争」について私が知っていることと言えば「トロイの木馬」と「アキレス腱」くらいだ。もちろん詳しく知っている方が親近感が湧くだろうが、この戯曲はその枠組みを借り、しかもその前夜を「捏造」したものなので、観劇中に私が理解に大きな困難を感じることはなかった。

    初回を観たのだが私にはミスとか、ぎこちなさとかは一切感じられなかった。
    船員役の方までさすがの実力だった。
    その中でも大鷹明良さん演じる詩人(兼大臣)は観客の非難の視線を一身に浴びるというおいしい役だ。私の目にはうれしくてたまらないという思いが滲み出ているように見えた。
    それにしても初回の不安は大きかっただろうがスタンディング・オベーションに応える早坂さん、もとい鈴木さんに安堵の表情があってこちらもうれしくなった。

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