第21回PIARAピアノコンクール ファイナル 公演情報 第21回PIARAピアノコンクール ファイナル」の観たい!クチコミ一覧

期待度の平均 5.0
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    素晴らしい競演が!

    グランド・ピアノの演奏を観察しているとペダルが気になる!

    まったく,これを無視して演奏している例もまれにあった。しかし,舞台に顔をだしながら,演奏者がすることは,まず,腰掛の高さ調整。同時に,足元にあるペダルをうまく押せるように,踏み台を置くこと。そのとき,子どもはペダルに足が届かないのでアシストする装置をセット。

    胸に手を置いて,あるいは,普通に手をおろして,あるいはおしゃれに片手をピアノに。あいさつができたら,いざ演奏開始。(ときどき,前の人の汗を拭くためにハンケチでざっと鍵盤をふいてからという場合もありましたが)。三分ほどのもち時間を超過すると,無情にもベルで打ち切りとなります。

    右ペダルは,ダンパー・ペダル(長音ペダル)と呼ばれ一番よく利用されます。踏むタイミングと踏み替えが非常にデリケートな話となって来るわけです。基本は,弾いた音の半拍遅れで,アフターペダルといいます。これに対し,オンペダルになると前の音を拾いにごります。うまく,アフタペダルをマスターすれば,風呂の中の歌唱気分!で大成功です。

    ブルグミュラー初版ではペダル指示がないが,例えあっても,楽器の進歩でそのまま弾くと響き過ぎる可能性があるかも。明治維新で,西洋音楽があまりに性急に導入された弊害があって,ピアノ学習においても,楽譜を見てそのとおりに練習しろ,とか外国人教師にも無理があった。たとえば,ブルグミュラー『気がかり』だって,心の微妙な変化を譜面を越えたところで表現するってことがあると思うわけです。

    『25の練習曲』は,クラッシク音楽の基本をきちんと踏まえた,ロマン派の表現豊かな作品なのです。さて,二割の先生は,ペダル指導はしてない。必要ないと思っている。

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