第21回PIARAピアノコンクール ファイナル 公演情報 第21回PIARAピアノコンクール ファイナル」の観てきた!クチコミ一覧

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    4日間とおし券を、二千円で購入

    二年前のとき以上に、中国出身の演奏家が目立っていた。はるか、異国から楽器の聖地で、コンクールにでたい。そういう子どもたちもいるだろう!

    また、九州に関連会社があるらしい。そのため、レッスンの成果を浜松に来て毎年披露する親子もいるのではないだろうか。ついでに、東京めぐりもかなう!

    参加者に、やや偏りがある企画なのかもしれない。でも、子どもたちものレベルは、いつかプロに!というほどの熱意があって、感心する。

    ネタバレBOX

    小池孝志氏によると,ウィリアム・ローソン・ギロック(1917-93)は,ブルックミュラーなどと同様,ピアノ・レッスンで愛されているという。ギロックの作品は,初級から,中級が圧倒的である。

    音楽を趣味とする家族の中で,三歳からピアノに接した。楽譜ではなく,耳から覚え,父親から手ほどきを受けた。和声学とか,対位法とかの専門知識も乏しかった。かえって,自身の才能に早くからのめりこむことになる。

    ピアノ教師もいない田舎町ラ・ラッセル,30kmも離れたピアノ教室の講師もそこで楽譜を使わない。ギロックは,次第に,楽譜を使った現代的な音楽教育の必要性を意識していく。

    「サンセット」「森の伝説」「船着き場のダンス」(1942)は学生時代に発表されている。音楽理論の欠如が,即興的演奏能力とアンバランスになっていた。音楽家になっても,生徒とともに学ぶ姿勢があった。

    ピアノを弾くときの姿勢,腕の力の抜き方,手の形を大切にした。美しい音色や旋律を歌うことを強調した。生徒ひとりひとりが,ピアノを,音楽を楽しむことを目指した。

    ギロックのピアノは,子ども向けである。子どもたちが十分に楽しめる音楽は,美しい旋律や和声がそこにある。音楽教育界のシューベルトといわれる。

    1980年代になって,日本でもギロック作品が注目される。

    ギロックは,ピアノ演奏の指導において,音楽を表現することを指摘。作曲家から,演奏者,さらに,聴衆。心の対話をもとめ,それがない場合,演奏は芸術とはいえない。ただの,演奏テクニックの披露なのだ。

    76歳,ガンで亡くなった。

    ギロック・ピアノ名曲集:小池孝志

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