骨と肉 公演情報 「骨と肉」の観てきた!クチコミ一覧

★ 満足度の平均 ★ ★ ★ ★ ★ 4.1
1-9件 / 9件中
  • 満足度★★★★

    鑑賞日2017/11/18 (土) 19:00

    JACROWにしてはライトな仕上がり。その場に居合わせちゃった気まずさを伴うような、観てて辛くなる様なシーンはなかったけど、エンターテイメントとして凄く完成度高くて、構成力の高さは流石。演技止めてのタイトルコールが聞きたかったんだけどなー(←あれ大好きです。復活希望!

  • 満足度★★★★★

    面白かった。
    会長vs社長、だいたいの内容はワイドショー的番組とかで見ていた印象とさほど変わらないけど、ただただ演劇として面白かった。

  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2017/11/15 (水) 20:00

    価格3,000円

    某企業で実際にあった父娘の「お家騒動」に想を得た物語、日本的なナニワブシ的経営か合理的な経営かをめぐって主に取締役会を中心に進むハラハラドキドキワクワクニヤニヤの2時間弱、キャラの立った人物造形とテンポ良い進行で体感的に短い印象。そして何より語弊を恐れずに言えば楽しい。
    冒頭場面での父娘の言い争いの迫力たるや。人の「怒り」の表現として同時期に公演中のアマヤドリ「崩れる」と(タイプは違えど)双璧を成すのではないか?(とはいえ、それ以降は戯画化された人物等の表現に頬が緩みっ放しではあったのだが)
    「討論の苦手な日本人が12人の怒れる男のような状況に置かれたらどうなるか考えて書いた」という「12人の優しい日本人」をも連想。取締役会の進め方がいかにも終身雇用制や同族経営が長く続いてきた日本の会社(での保身を考える者たち)のそれっぽかった。

  • 満足度★★★★

    鑑賞日2017/11/18 (土) 14:00

    座席1階1列

    JACROW『骨と肉』SPACE雑遊

    まさに骨肉の争い。
    取締役会での緊迫感溢れる展開が素晴らしかった。

    こういった現実の事件や出来事をモチーフにした作品は大好きです。
    今作は特にネタの選び方が出色。
    アフタートークで聞いた現実でのお話も面白すぎる。

    これまで短編、中編しか拝見したことが無かったのですが
    思いのほかコミカルな演出があって驚きました。
    (今までに観た作品はシリアス一辺倒だったので)

  • 満足度★★

    邦子社長と克彦の怒鳴り方が序盤から一辺倒で見ているのが辛かった。普通の会話のときは良いのだが、怒り方が稚拙で立ち振る舞い方が素人のように感じられた。母親の愛も感じられず、役者としての余裕のなさばかり目についた。
    社外取締役のお三方と笹生夫妻は、あの場でやり取りしているように感じられてとても素敵だった。

    落としどころがなく、残念だった。舞台ならではの面白さはいずこ??

  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2017/11/19 (日) 14:00

    価格3,800円

    同族企業で、父である会長と娘である社長の意見が対立した時の、取締役と一族のお話。

    社長と会長、どちらの意見も、共感できる部分もできない部分もある。他人から見れば、お互い歩みよって、いいところ取りすればいいのにと思う。
    でも、そうせずに、もしくはできずに、2人とも極端な行動に出てしまったその理由が、家族としてのこれまでの歩みにある。家族の物語をしっかり描いたからこそ、どちらの気持ちもわかり、最終的に自分がどちらの意見を支持するか、単純には決めかねる。この終演後のもやもや感はしばらく続くだろうなあ。

    ネタバレBOX

    笹生の劇中の言葉、「2人の意見が両極端過ぎて選ぶのが難しい。2人で仲良くやっていくことが会社にとっては一番いいことだと思ってる。経営は、攻めと守り、両方必要だから」。本当にその通り。
    では、なぜそうできなかったのか。2人ともここまで意地を張り、頑なに相手の意見を取り入れようとしないのか。

    会長の克道は、古き良き時代の企業観を持ち、リーダーとしては魅力的。自分が社員だったら、「社員は家族」、「会社は社員のもの」と言ってくれる社長は素直にうれしい。
    他方、社長の邦子は、序盤の取締役会議中、ヒステリックに声を荒げ、刺々しく怒鳴ってばかり。会社のこれまでの手法を全否定する姿はあまりに一方的で、やり方のまずさにとても肩入れはできないと思っていた。

    ところが、その後語られる家族の物語から浮かび上がるのは。下に長男を持つ長女の立場。両親から受ける長男との扱いの差。我が子に自分の夢や理想を押し付ける両親。邦子は、自分の立ち上げた会社を諦めてまで親の希望に沿って社長になったにも関わらず、親の思い通りにならないと一方的に社長を解任され、最終的には「親の言うことを聞かない悪い子、そんな子はいらない」とまで言われてしまう。

    これだけの背景をわかった上で振り返ると、序盤の邦子の態度も頷ける。大人気ないとわかっていつつも、歩み寄りたくなくなる気持ちも、とてもよくわかってしまう。
    他人ならば、冷静に話し合って解決できる(妥協も含む)ことでも、家族だからこそ、分かり合えない、譲れないこともある。

    経営理念・方針の極端さ、時代の流れ、リーダーとしての器、家族の背景。これらが複雑に絡み合い、自分は最終的にどちらの側に立つのか。答えは単純には出ない。

    最後、笹生が議決には影響ない場面で邦子の側に立ったこと、そこからの株主総会で筆頭株主としての議案提出しそれぞれ演説するまでの流れは、まさにタイトル通りの「骨肉の争い」感が際立っていて、震えた。


    また、アンケートに、あらかじめ株主総会での議案に対して賛成か反対かの質問を入れておくことで、観客に決断を迫る試みは、とても面白いと思った。
  • 満足度★★★★

    ドキュメンタリー風の迫真の緊迫空間。
    どなっている時間が結構長いので、いま私の欲しているものとはやや違うかも。

  • 満足度★★★★

    小劇場と言うと、甘えた自分探しや体験告白が多かったのにここ数年、社会実話派が多くなった。中では、トラッシュマスターズやチョコレートケーキなどが、素材的にもその切り口も従来の社会派演劇を超える作品を生み出してきた。それに次ぐ、というjacrowの新作は、大塚家具の父娘の社長争いである。タイトルも「骨と肉」何のことかと思っていたが、何のことはない只骨肉の争いと言うだけのことで芸がない。舞台も週刊誌で知っているような一族の相克と株主総会の経緯で、先の劇団がやり遂げたような事件の中から時代の生々しい人間像が立ち上がってくるということもない。俳優も父娘はともかく周りの大人たちはかなり苦しい。
    しかし、小劇場が自分たちの身近の世界にいない人間たちに取り組むのは後日必ず役に立つ。一族の俳優たちが精彩がないのは、日常的な経験に頼っているからで、社外重役たちには経験がないだけに工夫の跡が見られる。見ているだけなら週刊誌をたちあげたような気楽な再現ドラマ的面白さだった。

    ネタバレBOX

    アンケートで、あなたは社長の意見と会長の意見とどちらに賛成しますか?と問うているが、これは全く愚問である。観客はそんなことを見に来ているのではない。そういうことは東宝の大劇場(エドウインドールドの謎)や2・5ディメンションに任せておいて、小劇場ならではの人間発見に取り組んでもらいたい。兄弟のグズぶりなど下手なミステリもどきで興ざめである。それなりに面白くなる素材なのに勿体ない。
  • 満足度★★★★

    鑑賞日2017/11/15 (水) 20:00

     大塚家具の父娘対決を題材にした緊張感ある会話劇。ここ数作で実話ベースの作品にシフトしたJACROWらしい作品と言え、実際にこういうことがあったのかな、と思わせてしまう物語の巧さは流石である。父を演じる谷仲恵輔と娘を演じる川田希の対決シーンは、ちょっとやり過ぎではないかと思うほどだが、だからこそタイトル通りの骨肉の争いが際立つ。エンディングもなかなかに秀逸である。役者陣も過不足なく存在感を示し熱演だが、宍戸香那恵の使い方はやや勿体ない印象である。

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