「風のほこり」「紙芝居」 公演情報 「風のほこり」「紙芝居」」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
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  • 満足度★★★★

    ふいに出来た時間で、久々のアトリエ観劇。「風のほこり」のみの観劇だったが、詩情が流れる荒唐無稽な世界、というか、即物的だったり無機質なものに詩的なイメージを当て込んで世界を立ち上げる唐十郎の世界が、今回なりのオリジナルな形で広がっていた。
    唐ゼミが上演した頃(未見)、近年賞を取った作品だと知り、よく読めば梁山泊で初演とある。主役渡会久美子への当て書きで今回も度会が演じた。フォックの壊れたスカートのめくれから臀部を覗かせる奇妙な演出(戯曲)が、分かりやすい特徴。最初は大ミスではないかとやきもきした。というのも臀部を見せる必然性がなく、台詞で説明が施されるのは暫く後になってからである。唐十郎が梁山泊に書き下ろしたという後期作品だから、そのあたりを読めずに書いてしまったものかな・・あるいは悪戯心のなせる業か・・など詮索をしてしまう。
     この作品のモデルは唐十郎の母であり、彼女は一度、当時あった劇団に作品を書いて送った事があるのだという。義眼であった母にまつわる幻想的な物語が舞台だったが、事実としての母のエピソードのほうに関心が向く。唐にとっての特別な作品、従って他の作風と少し違う・・という具合であっても欲しいところが、他の作品と同列に並べて不自然がない、つまりさほど特別でない作品である事に、その経緯を読んだ後で少し物足らなさを思った。でも、これが唐十郎である・・という事なのだろう。
    初演時の配役に懐かしい顔があった。本作とは関係ないが、鄭義信作品をもう一度梁山泊でやってほしい。

  • 芝居の脚本や紙芝居の物語を作ろうとする情熱は感じました。登場人物も個性的で、刺激的なシーンもあり面白いと思いましたが、私の見たい世界ではないかな。
    芝居砦・満天星は天井が低いのに奥行きがあると言う造りで、ここでしかできない演出もあったり、手前の喫茶室で開演を待つこともできて好きなんですが、中井から歩くと最後の坂道でくじけそうになるし、ソワレの帰りは心細いけどまた行きたいです。

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