満足度★
宝箱に興味はないけど…
とある高校の女子便所。なのに色気なし。あの狭い空間をより狭く感じさせ、不潔感と息苦しさ満開!まるで映画『SAW』を思わせるような興味津々のオープニングからはその後広がることなく、徐々に押し寄せる絶望感。それでも彼女達は希望を求めて唄う!好きな様に唄う!ただ若さを訴えるかのように唄う!一歩間違うと団体芸で見せる鳥居みゆきの世界?・・・やがて、これに付き合ってきた自分の限界が見えてしまい、疲れきって落ち込む私が残されるのでした。
♪ポケットにロマン それと You wanna be my friend?
満足度★
そのぬるさに覚悟はあるのか?
中屋敷法仁の脚本をぬるくやったらあかん、ということは、
賢明な諸氏ならお分かりいただけるかと思う。
あの叩き売りしているような言葉の数々を、まっすぐにぜんぶ
抱きしめる必要性はないのだ。
それに真っ向から(立ち向かう必要もないのに)立ち向かう。
そのぬるさが、乙女の純情と言うのならば、止める理由はない。
こちらもぬるーくついていくまでのこと。
だから、退屈だけはさせないでほしい。頼む。
野田裕貴の働きは、前回の菊池佳南に引けをとらない。
男っぷりというか女っぷりというか、ともかく上がってて驚いた。
更に研鑽を重ね、吉祥寺シアターでも輝かんことを願う。
最後に一言。
こんなに“おもしろい”★ひとつの芝居はどこを探しても存在しない。
彼女らの名誉のため、それだけは強く言っておこう。