満足度★★★
鑑賞日2017/02/28 (火)
最終日、Bキャスト版観劇
全員、初見のキャスト。
江戸川乱歩の書いた舞台といえば、先日のシアタートラムで「お勢登場」を見たばかりだが、それとはまた違った独特な世界観だったが、乱歩ならではのアングラさはこの舞台ではあんまり感じず。
話の流れは、木馬①、幽霊、木馬②、押絵、木馬③
明智小五郎登場の名推理にややキチガイな人、耽美で濃密な音楽劇。
個人的に一番話が好きなのは明智探偵が出てくる「幽霊」かな。
綺麗にまとまってて興味深かったが、それにしてもこの舞台に限らず、同性を愛する描写の話って増えたように感じるが、世間一般にもオープンになってきてるんだろうか。
満足度★★★
キャストの動きが良かった、声の出方もしっかりしている。演出も独特の雰囲気でなかなか良い感じであったが、あれっ?この話し言葉ではない言葉の会話って、なんか昔、アングラの舞台の手法のような・・・そういえば人の動きも近い匂いを感じる。もちろん、歪さもない。隠微さもなく、えぐさやグロテスクさもないが・・・洗練されているその中に昔の舞台の影を感じた。ひとつの話を三つに分け、その合い間にふたつの話を組み込む。一見上手く流れているようで、チグハグさが残るのは、気のせいだろうか?
満足度★★★★
乱歩の作品を再構成とは言え、「木馬は廻る」の間に「幽霊」と「押絵と旅する男」が挟まっているだけで、三つのお話が関連づけられている訳ではないです。「幽霊」は読んでいないので真偽のほどは分かりませんが、「押絵・・・」は明るい楽曲の音楽劇になっていて私の中のイメージが変わってしまいました。そして「木馬・・・」原作を読まずに見に行った皆さん、あのお話を鵜呑みにしてはいけません(笑)。まあ、ドラマや映画が原作と違うことはよくありますもんね。でも、あの木馬があんなお話になるなんて、末原さんてすごいです。ラストの暗闇の中では確かに何かが廻っているのでしたが、私の中で廻っていたのは回転木馬ではなく、飛行機状の回転遊具でした。
満足度★★★★
江戸川乱歩の短編をオムニバスで舞台化。原作は全て未読だったのですが、構成が実にうまく、役者さん達の熱演や音響、照明も相まって、大いに堪能できました。
満足度★★★
鑑賞日2017/02/26 (日)
まずはキャストの皆さんの滑舌と声の良さに「いいじゃん」と期待が膨らみました。照明の使い方も良かったです。三部作を織り交ぜての上演が不思議な感じでしたが見応えがありました。