オペレッタ「天国と地獄」 公演情報 オペレッタ「天国と地獄」」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-1件 / 1件中
  • 満足度★★★★

    オペレッタであるが、その音楽の素晴らしさに加え、(現代)演劇の物語性を少しコミカルにしっかり観せる。その絶妙なバランスが巧み。天国または地獄の世界観であるが、そこにいる神々などは人間よりも自由奔放な行いをしている。
    また日本の郷土色豊かで、秋田県の”だまこ鍋”というのが出てくるのには笑った。
    (上演時間2時間30分)

    ネタバレBOX

    舞台セットは、舞台奥に稲穂、客席側の上手には丸テーブルに籐椅子。物語はラジオ局の新任プロデューサー・世論(里中トヨコ サン)がこの音楽家夫婦を取材するところから始まる。この取材の成否がプロデューサーの今後の仕事に影響する。このプロデューサーをストリーテラーに仕立て、劇中劇のようにして描く。2幕目は、上部から張りぼての大きな仮面が降りてくる、業火の後景、何故かマッタリした鍋光景、フランス国旗(作曲:オッフェンバックが第一回パリ万博で賑わうシャンゼリゼ通りにオペラハウスを作り、オペレッタというジャンルを始めたことに関係か)に地獄行きと書かれたものが出てくる。この品々に脈絡があるのかどうか、その雑然とした演出が、神々の人間らしい振る舞い、自由奔放さを表現していたようだ。

    1幕目
    バイオリニストのオルフェ(小貫岩夫サン)と妻のユリディス(針生美智子サン)は倦怠期、お互い飽き飽きして妻は浮気をしている。オルフェは、ユリディスの恋人で羊飼いのアリステ=実は地獄の王ブリュトン(島田道生サン)を懲らしめようと罠を仕掛けるが...。
    2幕目
    地獄の王に連れ去られてしまう妻ユリディスに、うるさい妻が消えてくれて自由になったと喜ぶ夫オルフェ。しかし、それを「世論」が許さない。
    「世論」に責められ渋々あの世へ妻を迎えに出かけるオルフェだが、そこには人間界以上に人間らしい神・ジュピター(小栗純一サン)がいた。神々とともに妻探しの“地獄めぐり”がはじまる。

    下手側にはピアノ、バイオリンの演奏者がおり情景、状況に合わせて見事な演奏を行う。その生演奏が物語の情感を豊かにする。

    次回公演を楽しみにしております。

このページのQRコードです。

拡大