満足度★★★★★
不思議な物語の世界があった。人生は、だれにとっても1年生のいくクラスは、存在しない。いつだって一番むずかしいことから学習させられる。それは、リルケのお話しにあった教訓だ。美しい演劇のなかに、しんみりとする展開だった。
満足度★★★★
鑑賞日2017/02/03 (金)
愛らしい作品。古いハンガリーの戯曲だが、生き生きとした台詞に簡素な構成、独特の語り口がある。たまたま半年前に古本屋で見つけて名品発掘!と喜んでいたから嬉しい上演だった。ハンガリー民謡を取り入れた(と思われる)音楽と踊りなど、戯曲の世界に迫ろうとする意気込みを感じさせ、俳優の配置も悪くなかったが、何かがもう一つ欲しい思いが残った。泥臭くリアルに行って良い部分と、軽々と跳躍する部分と、その案配だろうか・・何か惜しかった。
女にモテるダメ男リリオムと女中ユリの“愛”のお話。中盤以降はまさかの展開(笑)。約100年前から生き残っている作品が、私に何を届けてくれたのかと、色んな想像ができました。お涙頂戴にせずストイックに徹しているのが私好み。とはいえ、欲を言えばもっと歌を聴きたかったかな~。初日らしいギリギリ感があって、座組みの全力を発揮できていなさそうでしたが、戯曲の面白さは受け取れました。2/3(金)14時の回も割引DAYで3700円。