満足度★★★★
鑑賞日2017/02/12 (日) 19:30
価格3,000円
なるほどキコqui-co.流「銀河鉄道の夜」の本歌取り。
「希望を捨てない限りあいつは死なない」という台詞にそもそもの上演のきっかけも含んであれこれ納得。
一番の中心となるザネリを年齢・性別とも不詳とし、それを十七戦地の藤原薫が演ずるのがまたキャスティングの妙。
最初に登場した時は「ひねた」感が拭い去れない(失敬!(爆))ジョバンニも観ているうちに次第に説得力をもってきて、むしろ可愛く見えてくるのはさすが!(笑)
満足度★★★★★
1番印象に残ったのは、牛乳瓶(^-^!
牛乳瓶のカランカラン!それに込められた思い。
その気持ちがお互いにわからず、不器用ながら、牛乳瓶を差し出す!
そして、不器用に受け取る牛乳瓶。その気持ちは、牛乳瓶と、先生だけが知っている。当人は知らない。いや気がつかないふりをしているのか、それとも死に神の仕業か。でも、時は動き出す。今まで静かに流れていた川が、濁流のように。
「きから落ちた~!!」そのかけ声とともに、時が未来と過去へ動き出す。
未来へは高速に、過去へはゆっくりと。「やった~!」と思えたところがそれぞれの果て。神々のいたずら、神々の話。1人の人を巡って、過去へ未来へそれぞれ旅立つ。
でも、どちらに進んでも未来は・・・。神は、人間界にあこがれて降りてくると聞く。でも、人間界は神が作り上げた世界とも聞く。人は、どこから生まれ、どこへ消えていくのか。魂のつながり、色んな思いがぐるぐると。
みなさん忙しそうでしたから、いつの日かゆっくりお話がしたいです(^-^。
素敵な舞台ありがとうございました!