満足度★★★★★
繊細ないくつものパーツを、音楽が1枚の大きなタペストリーへと織り上げていく。生の楽器の音色が耳よりも先に肌と共鳴し、澄んだ歌声が胸に響く。
半円形の会場と舞台の奥の大きな輪を生かした美術が銀河系や時間を象徴し、その中で少年たちが探す「ほんとうのこと」「ほんとうのさいわい」は孤独と自己犠牲を経て、永遠へと変わる。
若々しい顔ぶれのキャスト陣にベテランがそれぞれの味わいを加えた座組は、少年たちが主人公となる作品によく似合っていた。
満足度★★★★★
鑑賞日2017/02/03 (金) 19:00
2010年にシアタートラムで初演された今作が再演するというので拝見。「どこからともなく三〇六番の声があがりました」の歌声がまぎれもないほんもので、こころがつめたく、すきとおっていくような心地でした。
満足度★★★★
初こんにゃく座さんでした。綺麗で儚い詩の世界でした。歌の迫力だけでなく、照明や演奏など総合的に迫ってくる楽しさがあって、二時間、世界にたっぷり浸ってきました。