世界 公演情報 世界」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.9
1-9件 / 9件中
  • 満足度★★★★

    赤堀さんの作品はスズナリなどの出切るだけ距離の近いでぜひ観たいと思えた。

  • 満足度★★★

    まぁまぁ。。。

  • 満足度★★★★

    コクーン進出赤堀雅秋作演出舞台第三弾。常連の大倉、鈴木を配しながら「大犯罪」の絡まない話で、リアル・ストレート勝負に好感が持てる舞台だった。上部に歩道橋、下が回転舞台で4場面。メインは自宅居間兼会社の待合場所、そしてスナック。またとある青年の自宅。内気な青年を巡るいささか酷な話と、親族経営の会社従業員と家族によるけだるい話の二つが並行し、接点を持つのは終盤だが、二つが繋がってもそれで世界がさほど広がる訳でもない。所詮その程度な「世界」に生き、死んで行く市井の人生たちへの讃歌。

  • 満足度★★★★

    鑑賞日2017/01/28 (土)

    この何とも言えないリアルすぎる日常。
    毎日繰り返される抜け出すことができない日常。
    狭っまい『世界』!
    風間杜夫さん演じる実に腹立たしい親父。
    その親父と息子の関係。
    今の若者のむかつくところを集約した青年を
    演じた早乙女太一さんも上手い!
    早乙女さん新境地ですねぇ。本気で腹立つ!
    4つの部屋を配した回り舞台も面白い。
    特に常連しかいないカラオケスナックで、
    毎日同じ職場の面々(+親父)と酒盛り…。
    超あるあるです。

    そうそう、特撮的には、和田正人さんは
    「非公認戦隊アキバレンジャー」のアキバ・レッドでした!
    煮え切らない気弱な青年を演じてました。
    30代でバイトしながら俳優を夢見て、
    やっとエキストラという毎日・・・痛い!

  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2017/01/19 (木)

    座席中2階ML列11番

    赤堀作品、本当に大好き!

    どうして、こんなに、人間を描写する力があるのかと、いつも感心するばかり。

    全ての登場人物が、丁寧に描かれ、演じられているので、誰もが、本当に、日常に存在する人物として、舞台上で生きていて、演劇ファンには、たまらない世界観でした。
    きっと、観客の誰もが、自分や、周囲の人間と重ね合わせて、共感してこの「世界」を堪能できる舞台だと思います。
    演劇を愛する全ての方に、深く味わってほしい、秀逸な舞台作品でした。

    欲を言えば、最後のライトを落とすのを、後、3秒遅くしてほしかった。
    風間さんの名演の余韻をもう少し、感じて、舞台を観終わりたいと思いました。

    ネタバレBOX

    63歳で、身勝手な夫に嫌気がさし、離婚を決意する妻に、心底、身につまされて、観てしまいました。
    自己中夫に、「嫌い!本当に、あなた、大嫌い!」と思わず、心情を吐露する妻の気持ち、痛いほどわかります。
    赤堀作品には、いつもパターンがあり、掃除機をかける冒頭シーンや、換気扇の下での気兼ねした喫煙、カラオケを歌いながら、日頃の憂さを細やかに、捨て去るシーンなど、誰もが、日常経験するシチュエーションを描くことで、登場人物の生きる世界が、自分の現実の世界に通じる実感を感じさせる手腕が素晴らしい!!
    どこにでもいそうな、チャラい工員の早乙女さん、デリヘル嬢に、本気で恋心を抱く、気のいいバイト青年の和田さん、いろいろ思いを封印して生きている妻の青木さんなど、脇役も、それぞれ、的確な脚本を見事に、体現されていました。
    赤堀さんの描く人物は、説明台詞などはほとんどないのに、その人物の考え方や習性を、物の見事に、舞台上に投影されるので、本当に、大好きです。

    自分が好きな女性が、友人と恋愛関係に発展したことを知って、動揺する、和田さん演じる青年が、たまたま鋏を手にしていたことで、二人に、被害妄想で恐れられるシーン、挑発されて、本当に刺すかもしれないと、観客は一瞬、緊迫しますが、そのあとのシーンで、田舎の母親との優しい声の受け答えをする姿を見て、あー、この青年は、絶対に、他人に危害を与えるような行動はしないと、納得させられます。
    口もききたくないと夫を疎ましく思っていた妻が、別れる決心をした後で、ふっと夫に見せる優しさ…。息子は、父親が平謝りすれば、母親の決心も鈍るだろうと、たかを括っていますが、そうではなく、妻の見せる優しさは、長く家族として暮らした夫への労りでしかなく、彼女の決意はぶれることはない筈です。
    たった数時間、この「世界」の登場人物を、観ただけで、彼らの内心の気持ちが手に取るようにわかるのです。
    こういう、巧みな作家はそうはいないと、赤堀作品を観る度に思います。
  • 満足度★★★★

    鑑賞日2017/01/21 (土)

    風間さんと梅沢さんがお互いに話すシーンが面白かった。
    早乙女さんが演じられた若者って、実際に居そう。

  • 満足度★★★

    鑑賞日2017/01/10 (火)

    大きな世界の中で、それぞれに自分の世界を生きる人たち・・・。少しづつすれ違い、少しづつ繋がっている・・・風間さんと大倉さんの親子がとても良かったです。

    ネタバレBOX

    どの役者さんも良かった中で、青木さやかさんだけがしっくりこなかった。
    台詞回しも変だし、うわべだけの演技に見えた。他の方々がすごく良かっただけに、とても残念だった。星4にしたいところですが、彼女が出てくるたびに醒めてしまったので、星三つです。
  • ある地方都市のとても小さなコミュニティーで生きる、市井の人々の日常を描く群像劇で、かなり笑わせてもらいました。外部(世界)にどんなに簡単にアクセスできるようになっても、人間はやはりドメスティック。自分の周囲の人を大切にすることが、幸せにつながるのだろうと想像しました。
    詳しい感想:http://shinobutakano.com/2017/01/15/4263/

  • 満足度★★★★

    座席2階D列

    『世界』 於:Bunkamuraシアターコクーン

    この作品の”世界”の現実がリアルに描かれている群像劇。
    ご近所さんの日常を覗き見ているような感じでとても面白かったです。
    全体的に閉塞感を覚えるような雰囲気がありましたが、コミカルな場面も多くて結構笑えました。

    4つに区切られた回転舞台のセットも秀逸で、舞台セットの醸し出す生活感が大変素晴らしかった。
    それぞれの"世界"が少しずつリンクしているのも面白い。

    個人的には若者3人のエピソードをもっと観てみたかったかな、と思いました。
    特にアルバイト店員の諸星についてはもう少し掘り下げても良かったのでは。
    チャラい辺見くんやあずみのつかみどころのない掛け合いが今風な感じがして面白かったです。

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