自己紹介読本 公演情報 自己紹介読本」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.3
1-7件 / 7件中
  • 満足度★★★★

    作家の力
    会話の面白さ。
    自己紹介からどんどんと転げてゆく。
    どうしてもトロワグロと比較してしまうと劣ってしまうのだが、クオリティの高さは素晴らしい。
    この手の笑いは大好きです。

  • 満足度★★★★

    繰り返しの応酬
    公園で寛いでた人達が、成り行きで他愛もない会話を繰り広げる90分舞台。出てくる人達が皆、出合い頭のような展開なのに、常設してるションベン小僧の噴水のように物事が進んで行き、絶妙かつ珍妙さとむず痒さの世界観に、聞いててイラっとするけど、引いて見てたらあるある会話がいいさじ加減で相まって、相変わらず面白かったです。
    上演開始も15時、19時30分、上演時間も90分と、観劇前後の時間に余裕が出来て丁度良い。

  • 満足度★★★★★

    目的は?
    リアルな広場で眺めてみればおかしな光景だが、でも日々こんなことをやっているわけで・・・? 匿名以上の、正体不明の安心は、過剰に、耐性なく、止め処のない濁りとなって放出される。 おずおずと、ずかずかと、あけすけな笑いの中に。

  • 満足度★★★

    ネタばれ
    ネタばれ

    ネタバレBOX

    城山羊の会の【自己紹介読本】を観劇。

    ここ最近、ずっと観続けている劇団。

    【トロワグロ】でやっと岸田戯曲賞を取ったにも関わらず、受賞が遅すぎたのか?
    受賞の前後作がかなり迷走しているようだったが、前作の青年団と組んだ【ザ・レジスタンス 抵抗】では、過去の最高傑作【あの山の稜線が崩れていく】以来の傑作を作ってしまったようだ。
    それだけに今作は非常に楽しみであった。

    さてその新作だが、全くに見ず知らずの女性にいきなり「自己紹介させて下さい!」という勝手な男の行動から物語は始まっていく。
    そして互いに待ち合わせてしていた友人が集まり、関係をしていくという流れになっていく。
    その展開模様は、本人の勝手な思い込み、自己チューから生じて、会話のズレが物語を大きくしていくのだが、それは何時も通りのパターンでもあり、観客も待ってました!というところである。
    ただ今作が何時も違うところは、のっけから「自己紹介させて下さい!」という言葉を男が発した瞬間から、怒涛の如く物語が始まっていく点である。何時もはある程度の状況がそろってから、ゆっくりと大きくなっていくのだが、今作のような展開は初めてであり、観客は一気に引きこまれていく。
    ただ実際起こっている出来事は、どうでも良い事である。
    まぁ、そのどうでも良いところを観客自身が勝手に脳内で妄想する事が、この劇団を見る上での本来の楽しみでもある。
    初見の方は当然面白いと思うのだが、何度も観ている観客は、この作家が毎作品ごとにどれだけ変わっているかを感じ取らなければいけないと思う。

    お勧めである。
  • 満足度★★★★★

    約90分
    『トロワグロ』以来の純正(?)会話劇。知らぬ同士の探り探りの会話から始まる点といい、舞台美術といい、『トロワグロ』によく似ているが、あれと違って劇中人物が富裕層に限られない上、あれよりも内容が悪趣味で、私としてはこちらのほうがずっと楽しめました。
    話のまとまりも『トロワグロ』より良かった印象。
    初音映莉子さんがキレイ。

    ネタバレBOX

    ミサオと増淵が二人っきりになってからの展開、最高でした(笑)。
  • 満足度★★★★

    覚醒
    このキャパでを観る初音ちゃん。よきかな。よきかな。
    岩本えり久々だわ~。

  • 満足度★★★★★

    波紋の広がり
    そこまで行ってしまうとは、あまりのバカバカしさに笑いました。

    ネタバレBOX

    市役所に勤める男性が、公園の隅の噴水脇にある四分の一状円形コンクリートに座って友人と待ち合わせをしている女性に唐突に自己紹介したことから始まった不条理的条理劇。

    知らない人にいきなり自己紹介するという非常識さが、ある程度常識的で少し口が軽い程度にネジの緩んだ人々に影響を与えていき、それぞれの表の顔と裏の顔が次第に明らかになっていき面白かったです。

    シアターコクーンでの『アルカディア』を見て以来の初音映莉子さん、久し振りに間近で見られて嬉しかったです。

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