国際演劇祭 イプセンの現在 tgSTAN『パブリック・エネミイ人民の敵』、アンドレイ・シェルバン『ヘッダ・ガブラー』 公演情報 国際演劇祭 イプセンの現在 tgSTAN『パブリック・エネミイ人民の敵』、アンドレイ・シェルバン『ヘッダ・ガブラー』」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
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  • 満足度★★★★

    ルーマニア
    約2時間40分休憩15分込み。したたかに拡張、戯画化した演技が見事。ベタな米国懐メロが次々に流れ、超わかりやすい上に笑わせる。まさか赤毛のダイアナを出すとは!芸劇で観た「ルル」に似てると思ったら同じくルーマニアの作品だった。緑の壁が一部透明で、そこから女中が覗き見る。白ソファーに赤カバー、透明の柱など攻めてる美術。照明は意図が鮮明で的確。君主から奴隷に堕ちるヘッダも露骨。序盤は刺激に心踊ったが終盤は冷静に観た。

    ネタバレBOX

    ナット・キング・コールの「Unforgetable」に笑った。
  • 満足度★★★★

    12/9にシンポジウム、レクチャーあり
    男女4人と、ト書き&プロンプ1人の計5人で約1時間50分(休憩10分込み)という超特急のイプセン。集会のシーンしかゆっくり聞かせる気ないよねコレ!(笑)
    観客に雑に話し掛け、演じる役を何度も変え(主役以外)、小道具はずさんなマイムのみ(笑)。

    tgSTANはベルギーの俳優だけのカンパニーで、俳優がドラマトゥルグで演出家。興奮!
    12/9昼にシンポジウム(https://m.facebook.com/norembtokyo/photos/a.196447033849367.1073741828.196028183891252/692409657586433/?type=3 )、
    夜にレクチャー( http://d.hatena.ne.jp/sfjth-tokyo/touch/20161209/p1 )あり。

    ネタバレBOX

    自由奔放そうな俳優たちがト書きに服従/反抗する様は社会を映すよう。「たった一人で立つ人間が最も強い」というメッセージさえ茶化すラストが痛快。最後、新聞記者らは「義父との温泉株の操作をバラす」と医師を脅してたのね。やっとわかった。

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