12月歌舞伎公演「通し狂言 仮名手本忠臣蔵(かなでほんちゅうしんぐら)」第三部 公演情報 12月歌舞伎公演「通し狂言 仮名手本忠臣蔵(かなでほんちゅうしんぐら)」第三部」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 5.0
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  • 満足度★★★★★

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    超大作を最初から観てきての焼香、引き揚げは感動ひとしおだ。ずらっと並ぶ姿、歩く姿がそれだけで心にしみる。今後も通しがあれば観るだろう。紙吹雪が美しい。

  • 満足度★★★★★

    完全版は嬉しい!!
    雪転しから花水橋のたもとまで

    ネタバレBOX

    八段目  道行旅路の嫁入
    九段目  山科閑居の場
    十段目  天川屋義平内の場
    十一段目 高家表門討入りの場
           同 広間の場
           同 奥庭泉水の場
           同 紫部屋本懐焼香の場
           花水橋引揚げの場

    由良之助は一力茶屋の面々に連れられて帰ってきました。そして、先頭の若い衆は雪だるまを作るときのように大きな雪の玉を転がして除雪していました。この部分は初めて観ました。

    天川屋義平の義父は自分の娘を使って結納金を得ようとする小賢しい男で如何にも世話物的でした。厳しく責めた役人は義平の気持ちを確かめたかった塩冶浪士たち、義平の女房の髪を切ったのも変な所へ嫁入りさせないための塩冶浪士の心遣いによる仕業でした。十段目が観られて本当に嬉しかったです。

    合言葉は天と川。茶坊主みたいな子供を誤ってとはいえ殺していたとは知りませんでした。小林平八郎と雪合戦みたいなことをやっていたとは笑いました。花水橋を渡り切るところで桃井若狭之助に呼び止められ、本懐を遂げたことを褒められた浪士たちは全員が名乗りを上げました。四十六人、もう一人は早野勘平だったのですね。師直殺害後の焼香の場でも、一番槍の矢間重太郎の次に勘平の代理として寺岡平右衛門が焼香し、三番目が残りの浪士の名代として由良之助が焼香していました。

    仮名手本忠臣蔵では早野勘平のことを大切に扱っていたことが改めて、というか初めて理解することができました。ダイジェスト版では分からないことが完全版だと良く分かりました。本当に満足しました。

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