幸福のとき 公演情報 幸福のとき」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.2
1-11件 / 11件中
  • 満足度★★★★

    今年初めての観劇でした。いい時間を過ごせ幸せな気持ちでした。星組を観ましたが盲目の少女役の廣井若菜さんの演技をはじめ子役の皆さんの演技素晴らしかったです。大人の方の演技は少し貧弱な感じがしました。大道具も雑でテーブルが軋んだり、ドアーを開けると柱が動いたり気になりました。でも総じていえば見ごたえありでした

  • 満足度★★

    鑑賞日2017/01/08 (日)

    役者さんの演技は悪くない。しかし,物語はツッコミどころ満載。公演中につきネタバレにて…

    ネタバレBOX

    まず20年前の北京が舞台ということだけど,中国ってあんなに後進国だったっけ。掘立小屋に連れ込んでやるなんて,野犬と同じだよね。しかも,工場が閉鎖されたからって,勝手に占有して商売を始めるなんて,中国人らしいといえば中国人らしいんだけど,どうなんだろう。子供さんが結構来ていたけれど,連込み宿や覗きなんて,教育上好ましくないよね。子供を押し付けれているけど,人権的にも問題あるよね。しかも,あの結末では,あの子はこれから生きてはいけないよね。温かい物語と言っているけど,実際に起きる事象としては悲惨。そもそも物語の初めから,嘘をついて自分の望み通りに物事を通そうなんて,これも中国ではよくありそうだけど,短絡的で薄っぺらくて人間として品性が感じられない。思い起こせばまだまだ出てきそうだけど…なんか愉快にもなれない(コメディであればいいのだが),個人的には好きではない物語。満足感は低く,残念な観劇。
  • 満足度★★★★

    盲目の少女を筆頭に子役が大活躍。
    中年工員チャオは職人気質の武骨な男をイメージしていたが、とっつきやすそうでお人好しな兄ちゃん。
    圧倒的に近所のおっちゃん、おばちゃん、兄ちゃん、姉ちゃんな感じの役者っぽくない役者さんばかりで何ともアットホーム、気を張らなくてもいい雰囲気です。
    ひょんな経緯から生まれた、少女を思いやるほんのささやかな「幸せのとき」。
    中国の貧困層が舞台でも生命力と優しさに溢れています。
    少女を取り巻く家族関係やラストにおいて中国の戯曲らしさが滲み出ており、一概にハートウォーミングな話とは括れない、先々の厳しい哀しみも感じたのでした。

  • 満足度★★★★★

    作品の題名を見て、どんな話なのか興味を抱き観ました。
    観終わった後、何となく心が温かくなる作品です。
    それは、この劇団の温かさなのでしょうか?
    物語は勿論優しく心温まる内容なんですが、出演者のそれぞれの演技そのものの温かさを感じる舞台でした。
    立花座、素敵な劇団だと思います。
    作品の最後の手紙を読むシーンでは、涙が止まりませんでした。
    この劇団の次の作品を是非!見てみたいと思います。

  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2017/01/06 (金)

    二年前の初演を拝見して、再演と聞いて観に来ました。
    初演に比べると、良い意味でコンパクトになり、作品がギュッと凝縮して良かったと思います。また、初演から同じ役を演じている方はやはり安定感があり、その上で役の作り込み方というか成熟度が上がっていたように感じました。

    ヒロインのウーインの女優さん、どちらも素敵です。可愛いだけじゃないウーインに心が動かされる気持ちも分かります。

    観劇後に暖かな気持ちになれるのは、作品や役者さんのパワーを含め、カンパニーの暖かさが伝わって来るからでしょうね。

  • 満足度★★★★★

    泣きました。笑いました。心が温まりました。

  • 満足度★★★★★

    楽しかった!
    感動しました。
    皆さんも是非!観て下さい。
    おすすめです!

  • 満足度★★★★

    始まってすぐのドタバタした感じが好きになれず、私好みではないかなと思いましたが、だんだんとくる笑い、涙、とても好きになりました。
    子供の役者さん達は、「子供」と付けるには失礼かなと思うくらい、大人と同格の役者さんでした。

  • 満足度★★★★

     「暖かい心でこの劇場からお帰りになる様」というパンフレットに書かれた主宰者あいさつの希望通り、
    ほかほかとした気持ちで、池袋の街に解き放たれました。
    ここからは、「ネタバレbox」で・・・すみません

    ネタバレBOX

    原作なのか、訳のせいなのか、役者の演技の質なのか、はたまた演出なのか、よくは分かりませんでしたが、始まったばかりの10分20分は、「なんて固い演技なんだ」「進行も荒っぽい」(工場主の言葉にいとも簡単に周りが信じたこと、小屋を逢い引き専門のホテルにして稼ぐところ、簡単に一目惚れする場面など)と思い、少し不安なスタートだなと案じていました。
     しかし劇が進むにつれ、その気がかりも払拭するくらいに劇中の世界に入りこんでいました。
     同時に、チャップリンの「街の灯」を思い浮かべました。
     
     20年前の北京が舞台とのこと。さしずめ日本では、昭和20年、30年代と重なるのでしょう。
     私が、物心ついたころのことです。池袋の街では、地下道に傷痍軍人がアコーディオンを奏でて募金を所望し、芸術劇場の脇には、闇市があって、伯母もその中でいて、生きるのに必死だったころ。
     隣り近所、知人、町ぐるみが、ともに「貧乏人」として括れた時代でした。だからこそ、みな、互いに底抜けに優しい。
     そんな頃だと思って観ればいいのだなと思いながら、展開を凝視していました。

     劇に登場する者達は、なんと優しいのだろう。もちろん「淫売婦」も、意地悪なその息子も。
     あからさまな悲観も楽観もないラストのシーンなのですが、「暖かな心」になったことは、この劇の、劇団の力によるものでしょう。

     どなたかも書いていましたが、子役は、みな好演技。今の子は、素晴らしい力を持っているのですね。

     役者のみなさんの「固さ」はあるものの、チームワークとポリシーは、しっかりと伝わってきました。

     今年最初に観た劇。素敵なものでよかった。
  • 満足度★★★

    状況説明が
    もう少し丁寧にして欲しかったが・・
    全体的にはまとまっていて良作だったかなぁと思えた2時間越えの作品

    エンターテイメント性は
    いまひとつかしら・・とは思えたが
    これは自分がハリウッド的感性に毒されてるからだよなぁって
    自覚させられました・・・(=_=;)

    まとめ方に関しては
    う~ん こうならざるを得ないかなって納得ですが
    でもなぁとも思えたコトもあり
    星数が・・・悩みましたです・・・・
    2時間5分ほどの作品

    ネタバレBOX

    全席自由 アンケートは無し 開演は6分遅れ 月組の回です

    閉鎖された工場(製造業でものつくりの手技を認められた工員もいたのに・・)
    勤めていた工員たちが何とか生活を頑張る中
    主人公が惚れた女=子持ちのバツイチ=生きるのに懸命ながら悪女に描かれるキャラ
    その悪女さんが親戚から押し付けられてた盲目の少女を
    主人公に押し付けるも
    人の良い主人公らが少女を守るように按摩の仕事とかさせるが
    優しい嘘は少女に見抜かれ
    ひとり少女は工場跡地を去り
    主人公の惚れた悪女は稼ぎのよさげなパトロンを捕まえ
    主人公と決別し・・その後主人公は交通事故で亡くなる・・・
    なんとも後味が・・な話でした

    盲目の少女は元稼ぎ頭で
    何かの怪我で網膜損傷し失明
    網膜移植で治る=主人公事故死=網膜を少女に
    とかの方が
    エンターティナー的によかったのでは?
    とか思えたデスね
  • 満足度★★★★★

    寡聞して原作者の莫言という方を存じあげないし、立花座が張芸謀という映画監督へのリスペクトによって立ち上げられたということも不勉強だった。そして、この作品が張芸謀氏の映画になっていたことも。(そう、張芸謀って「紅いコーリャン」の監督だったんだ。)だが、そんなことは観客にとっては関係ない。結末をどう見るか、きっとありきたりとかいう者がいるんだろうけれど、私には、人生は過酷なものなのだ、そして人間は愛おしいものなのだということが改めて感じられた。その意味では戯曲として、テネシー・ウイリアムズやアーサー・ミラーにも匹敵すると思う。(ただし、彼らの作品と違うのはこの作品には心優しい人々がたくさんいること)
    何書いてもネタバレになるので、ここでは書けないんですが幾つか、突っ込ませてもらいます。
    序盤のところの描写には、子を持つ親として少しセンシティブになりましたけれど、、、、今の子供たちなら心配ないか。(意味わからないと思いますので、未見の方は是非ご覧ください。この劇団が子役の育成に力を入れている、というがヒントです)
    リンリンの将来が心配です。
    工場長さん、ピカピカの車持ってるくらいなんだから、本当は相当貯めこんでたんじゃないの。
    ユイさん、本当に気持ち悪い。
    ちょっと、観客席が寂しかったけれど、チケット代を考えれば観る価値は十二分あり。でも、子役は皆うまいなあ。ラストは横を通られて少し目頭が熱くなりました。(意味わからずでごめんなさい)

    ネタバレBOX

    やっぱり、ラストをどう見るかということだと思います。全てを不安に包ませたまま終わっていくラストは、実は他の役にも皆あてはまることで、彼らはひどい怪我は負っていないしいなし、目が見えないわけでもない。そして主人公2人のこれからを思うと深い苦しみ・悲しみを覚えずにはいられないのだけれど、それはこれからの自分にも起きるかもしれないこともよく分かっている。だからこそ、それまで主人公2人とそれをとりまく彼らの笑顔が、全て愛おしい。
    実はこのことは、「評判の悪い女」アイリンにも当てはまるのではないかな。彼女もつも不安にさいなまれている。それと、チャオは別れ話を言われたときに気付いたんじゃないのかな。だから、捨て言葉1つ言わなかったんだと思う。ただ、悲しいかな彼女には、フーさんやティオンさんやチェンさんetcのような人々がいない。彼女は底のないほど孤独なんだろう。
    周りの皆が、初めはチャオの結婚のために頑張るんだけれど、それがだんだん、チャオも含めて、ウーィンのためだけを思って奮闘努力するようになる姿が、自然ですごくよかった。だからこそ結末が生きたのでしょうね。
    それと、小技ですが、ウーィンが天井の高さを測るシーンがうまいですね。あれで、全てが嘘だと確信したんでしょうね。映画もそういう場面あったのかしら。
    最後に、
    赤池さん、あんなに滑舌よかったのに、何で最後のインフォで噛んだんですか。
    斉藤さん、終始結構色っぽかったです。何か青目さんVerのアイリンも見たくなりました。次回も期待しています。

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