満足度★★★★★
舞台と客席を完全に分割した演出方法。
でも、反対側の声だけが聞こえて
五感を総動員させられましたが
結局、両サイドの舞台が観たくなって
2回観に行ってしまいました。
自分自身が2016年に観劇したモノの中で
確実にトップ5に入る作品でした。
満足度★★★★★
視覚と聴覚フル稼働
舞台の上手と下手を分けるかのようにそびえ立つ壁。
舞台装置としては、両端にベッドが置いてあるだけという、とてもシンプルな舞台のつくり。
開演すると、客席の上手下手は完全にカーテンで仕切られてしまい、一方しか観られないという挑戦的な舞台でした。
声はすれども姿は見えない逆サイドの物語を妄想しながら、2つの物語を繋げていく…すごく大変な、だけど楽しい舞台でした。
両方の物語を体感できて、より深いところまではまって拗らせました。
できたら、またこの形式で。
続編とか、観てみたいです。
満足度★★★★
アイデア満載の公演
高田馬場、大学とは反対方向の早稲田通りは印象がガラッと変わり、外国人が多くて雑多な雰囲気に驚いた。脇に入る道を間違え、しばしさまよった住宅街も独特の風情があり不思議な感じ。
そしてようやく見つけた劇場、プロト・シアター。
怪しいっ!群を抜いて怪しい建物!
劇場内の舞台はシンメトリーの部屋が分厚い壁で仕切られており、入場時に青い席(男性バージョン)に座る様指示を受けていたので、そちら側に着席。
案内では公演の事を「実験」と表現しており、怪しさが増してきます。
白く無機質な内装、亀裂の入ったコンクリート床、独特の建築臭。
駅を降りてからの一連で、飲みの席で言えば「もう出来上がった状態」。
すでに非日常の空間に身を置いている気分です。
開演とほぼ同時に座席間にカーテンが引かれ完全に男女各バージョンは視覚的に分離されます。
男性バージョンの主役男性は、見た目は悪くないのに童貞のコミュ障。
彼に託された実験目標は壁向うの女性とお互い会話のみで恋愛をして、更には結婚を決断できるか?