満足度★★
あんまり…かな。
まず、制作面。いくら最終日で超満員とはいえ、アゴラの規模で15分ちかく押すのはいかがなものか。たとえば受付に何人かいたんだから、1人が予約を確認して、もうひとりが料金の精算をすればもっと早かったのでは、と思った。これからの劇団なのに、そういったところで印象を悪くするのは非常にもったいないことだと思う。
また内容もオムニバス形式ということもあったけれど、散漫としていた。前回観た『よるべナイター』のほうがよくわからないけど魅力的で、でも物語がこちらに浸透してきて、非常に面白かった。
FUKAIPRODUCE羽衣「ROMANCEPOOL」
初見。
好きなミュージシャンのライブに行ったら、芝居仕立ての構成だった、という感じ。観ているうちに、一緒にシャウトしたり、ジャンプしたりダンスしたりしたくなった。
確かに、妙。
「妙なミュージカル」。それは事前に聞き付けていたのですが、まぁ確かに。数少なくも今まで通常のミュージカルを観た事もあります。それらと比べると歌への入りがちょっと不自然な感じもするのです。「それも妙」と言ってしまえばそれまでなのですが。
個人的にはフライヤーからイメージしたド真ん中な作風だったので安心して観られました。フライヤーを撮影した時点ではまだ脚本があったのか分かりませんけれども。で、客席で思ったのは「畏まって観たら損だな」と。何ならポップコーンとコーラを手にしつつ観たい感じ。許されるならイスに座らずに寝そべりながら観たいです。アゴラに行き慣れているいる人は普段そこで観ている団体と同じ心構えで行かないほうがいいと思います。真面目になっちゃダメ。グルーヴ優先。ノリです。