満足度★★★
鑑賞日2016/11/20 (日)
平行宇宙、原発、謎の世界システム…異色のピースを掛け合わせたSF劇。元の短編が震災直後で、本公演後に今回の地震…と因縁めくものを感じる。
とてつもなくスケールの大きなピースを扱いながらも、行為のモチベーションをごく身近に求めたことで小劇場演劇として収まりが良かった。SFとして疑問の残るところもあるけど、細かい辻褄合わせを捨てて説明しないことで、核心の人間ドラマに集中できた。
主役の武井嶺朗さんは謎の人物の雰囲気たっぷりでしたね。名無し達の掛け合いも結構好み。