さようならば、いざ 公演情報 さようならば、いざ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
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  • さようならば、いざ
    田村孝裕さん作・演出。約2時間。シンプルな抽象美術と映像の組み合わせで場面転換、情報提供し、ワケありの親戚たちの本音と建て前が露呈する会話劇。
    なぜ今このお芝居を上演したのかな…と、主要キャスト降板でボツになったチラシを見て考えることになった。真相には当事者にしかわからないし、当事者が真実を語るとは限らない。

    ネタバレBOX

    父の役を複数の男優が代わる代わる演じていくので、本当の父の姿は誰にもわからないのがいい。
  • 満足度★★★★★

    観てきた!
    最後の どんでん返しが衝撃的! 今作は笑いが少なめだけど、なかなか観応えがありました。

    ネタバレBOX

    リアルな舞台セットが持ち味の劇団さんだと思ってましたが、今回はちょっと違いました。 2段くらい段差のある舞台。正面に暖炉のようにみえる?もの。後ろは ぐるっと半円の壁。すべて白い色。 この壁の使い方が うまい! プロジェクションマッピングで手紙の文字や、風景を映し出したかと思えば、実は 横幅1メートルぐらいの縦長の板を いくつも並べた構造になっていて、そのすべてが回転ドアのように回り、そこから役者が出入りするのだ! さらには 反転すると黒い色になり、まさに葬式の あの幕になる! 本当に うまいな~ と感心してしまった!
    そして何よりも驚いたのが、最後の最後に知る真実!! わりと 淡々と進むお話なだけに 最後の衝撃はすごい! やっぱり 自分はこの劇団さんの芝居が 大好きです☆

    次回は あの「世界は~」の再演だそうです! 今から楽しみです☆
  • 満足度★★★★

    むせかえる様な人間臭さ
    問題の多い父親が亡くなった。 
    翌日には遺族や関係者が群がりそれぞれの思惑が錯綜する。 
    悲しみよりも優先される損得勘定の数々。 
    誰もが無慈悲な人間に見られたくはないが、人の良い事を言って貧乏くじは引きたくない。 
    リアルでそれゆえ滑稽に登場人物達の図々しくも面倒臭い姿が浮き彫りになっていく怪作。 
    存じ上げなかったが中村蒼という俳優さんをピックアップし今作の要となるポジションを託した演出効果は莫大。

  • 満足度★★★★

    さようならば、いざ
    ONEOR8初参戦。

    ネタバレBOX

    ONEOR8初参戦。
    いや……すごかったな。
    キャラも構成も。
    クズと見せかけてのやっぱりクズっていう、マジすげえ。

    自分の至らなさというか浅さが恥ずかしくなった……。

    が、正直台詞だけじゃよく分からない事が多々あったし、あの苦いラストに、正直ついていけてないお客さんがたくさんいたような。
    急に慰謝料の話って。

    なので、最後の拍手も戸惑い混じりでカーテンコール一回だけって感じ?

    あとは台詞について分かってないのかな自分。
    突き抜けるって事を理解してない。
    ここをクリアしないと……ああ難しい。

  • 満足度★★★★★

    薮の中か?
    病気を持っていたのに飲酒運転で人を死なせて刑務所に入っていた父が死んだ、という知らせを受けた姉弟と、叔母2人、そして、それそれのパートナー。誰が悪いのか、というのは本作のテーマではないが、それが徐々に明らかになりつつ、変化していくという展開が、田村らしい物語作りで、非常に面白く見せてもらった。本当のことが最後まで分からないと思わせておいてのラストシーンの衝撃が凄い。

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