痴女を待つ 公演情報 痴女を待つ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.4
1-7件 / 7件中
  • 満足度★★★★★

    「風呂ニ入ル」で「ツボニ入ル」の確信あり。「笑ウ」「泣ク」「頑張レ」「笑ウ」・・・ パラパラでも中はしっとり味付けされた特級の腕前。締めの一品に舌鼓!

  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2016/12/24 (土)

    「痴女を待つ」ってタイトルに下ネタ系たっぷりなのかなと思っていたのですが面白すぎ!!最近笑ってなかったんですがあまりにも可笑しくて脱力しながら笑ってしまいました。心身ともに疲れている人に是非見てほしい作品でした。

  • 満足度★★★★

    面白い!…
    「痴女」というよりは「恥除」(ちじょ)のようなイメージの物語。非モテ男は、毎日決まった生活の繰り返しに疑問を持たない。何となく惰性で生きてきたような人生を少し省みると…。
    その、どこかに居そうな男のもがく姿が少し痛く、切ないように思う。作・演出の中山純平 氏はそんな男を厳しくも優しい眼差しで描いている。
    (上演時間1時間40分)

    ネタバレBOX

    舞台は盆(回転はしない)、6等分に色分け(対面は同色だから3色)しているが、特に意味があるように思えない。それ以外は小物が少し。演技する役者だけが盆上におり、それ以外は、客席とは反対側に半円のように立っているだけ。演技力が勝負だが、皆見事にキャラクターを立ち上げており、見応え十分であった。

    梗概…清掃会社の契約社員として働く男(上松コナンサン)、29歳童貞、趣味はTVゲーム。一念発起し女性と付き合い、童貞を卒業する行動を開始。出会い系サイト、擬似恋愛(レンタル彼女)、特殊浴場など経験するが当初目的は果たせない。そんな時、職場にいる憧れの女性(小林知未サン:東日本大震災で故郷を離れた)が、その同棲相手とうまく行っていないことに気づく。彼女を助けたい、その一心からストーカー紛(まが)いの行為(室内への侵入・盗聴・遠盗撮など)を繰り返すうちに、憧れが強い恋心へ変化していく。相手の男は、職場の女を次々モノにするような駄メンズ(河原雅幸サン:自称ミュージシャン)。この恋の行方はどうなるのか…。

    この童貞男に色々アドバイスするのが”神様”。それとなくアドバイスはするが、成就させるような安易なことはしない。主人公は女性にモテたい、そのくせ女性の目線が気になり、声さえ掛けられない気弱な男。できれば女性の方から声を掛けてリードしてほしいタイプ。少し古いかもしれないが「草食系男子」といったところか。この気弱な男が、女性が自殺しようとした場面で発する台詞…自死したら地獄へいく。この地獄は今と同じ、つまらない人生を繰り返していいのか。いくつかの珠玉な台詞を散りばめ、”恥ずかしさ”のような生き方に変化の兆しが見え始めたが…。

    この公演、ダメ男という人間の世界を扱ったものであったが、時々登場する神様が”社会の窓”へ開陳するように「今の日本は食って寝て暮らせる場所があり、幸せのはずなんだがな。爆弾抱えて行かなくてもいい」など、社会性を絡め幸せの尺度や考え方は人それぞれだと言う。ちなみに主人公が本当に神様はいたのだろうか?という自問自答が意味深で面白い。

    キャストは7人。盆の上で演技するのは多くて4人程度。寸劇の連続のようで心地よいテンポ。設定が清掃会社であるが、盆上以外の役者もハケることはしない。物語から沢山の感情が溢れるが、盆上で熱演する場面とそれを観客同様、客観的に見つめる役者がいる。客席から見れば、盆を通り越してその向こうにいるという不思議感覚。
    もし、舞台セットが設え、出入りのある芝居だったらどのような印象になったのだろうか。そんな想像もしたら楽しくなった。
    ラスト、痴女には言葉は要らない、舌さえあれば…。

    次回公演を楽しみにしております。
    当日の配布物に役名が記してあると感想が書きやすいので、次回はお願いしたい。
  • 満足度★★★★★

    見事なまでのゲスっぷり!清々しさすら感じます。
    理想の童貞喪失を痴女に託しながら現実女性にも恋する青年。
    不安を感じながらもヤリチンと同棲を続ける薄幸女性。
    等々、それぞれの人間描写力は底意地が悪いほど的確で、全ての行動・関係性はまるで定められた運命を辿る様。
    クリスマスどきになんですけど「何だか今の恋愛、間違っているかも」という方には特に観に行って頂きたい。
    底辺な恋愛模様を客観的に眺めると、案外主観では見えなかった事が見えてくるかも。
    男性・女性どちらの観点からも対応していますよ

    ネタバレBOX

    神様のアドバイスがあり、これがまた達観して良いこと言ってます。
    神の御加護があらんことを・・・
  • 満足度★★★★★

    下北沢で超絶オススメ!な舞台を観てきました (^^)/ こういう出逢いがあるから小劇場巡りは止められませんッ

    ドン引きしそうなタイトルとチラシ(笑)に騙されてはいけません。清掃会社に働く契約社員たちのドロドロでピカピカな愛と勇気と日常の物語。ドラマチックなわけではないのに... 思いっきり引き込まれました。100分がアッという間でしたし、中盤で小林知未さんが叫ぶセリフなんか、もう響きすぎて... とにかく素晴らしい作品でした。上松コナンさんも印象的。金・土に2公演、日に1公演、あります。

    そして何と言っても河原雅幸さん。もうそんな役、河原さんにしか出来ないし、他にお願い出来る役者さん居ないっしょ... という大活躍。出演者全員がハケなしで舞台上に 100分出ずっぱりな中、ホントにカッコ良かった。

  • 満足度★★★

    一番後方より観劇。

    ネタバレBOX

    正直タイトルからはあまり関係のない話ではないかと思ったけれどそれなりに楽しめた。
    主演の方のオタク系ぶりが良く、ナンパ男役のクズっぷりもなかなかのもの。妊娠した女性の役の方、感情の高ぶるシーンがリアリティーがあり良かった。少しだけ台詞は聞き取りにくかったけれどそれがリアルかな。
    台詞を言い間違えても安全に切り抜けられる役者さん達だった。
    ほぼ素舞台、皆さん台詞無しでも出ずっぱりの芝居だけどとても見やすかった。
    とても小劇場らしさを感じた。
  • 満足度★★★★

    鑑賞日2016/12/21 (水)

    久しぶりのスマッシュルームズの初日を観劇。
    前半が若干流れてはいたがエンディングは最高(笑)
    相変わらずここの劇団は面白い演劇を作る。
    今だ小劇場でちまちましているが、個人的にはもう少し評価を受けても良いと思う。

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