ウィーンミュージカルコンサート 公演情報 ウィーンミュージカルコンサート」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
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  • 満足度★★★★

    鳥肌モノの素晴らしさ!
    大阪遠征のメインイベント、豪華キャストが揃った
    ウィーン・ミュージカル・コンサート。
    期待を遥かに上回る、それはそれは素晴らしいショーであった。
    スーパー歌舞伎の出演者数と遜色ない位の
    オーケストラの幅広い音楽に合わせ、
    ウィーンミュージカル作品のオリジナルキャスト陣が奏でる
    名曲の数々。
    その歌声とパフォーマンスは鳥肌モノの素晴らしさであった。

    日本版のキャストではあるが、何度も何度も劇場へ足を運んだ作品で、
    CDでも親しんでいる作品を、
    生のライブで迫力あるステージを楽しめる、何で大阪だけなんだ!!
    「レベッカ」も「ダンスオボバンパイア」も東京しか上演していないから
    大阪よりも東京のほうが、もっと話題になるはずなのに。
    (不思議なことに公演期間中、1回しかない土曜日の昼公演は、
    コーナンってホームセンターの招待公演だった。
    コロッケ公演ならわかるけど、なぜに、こんなマニアな作品が
    福引の景品に????)
    日曜日の昼公演だけど、空席が目立ってました。

    オリジナルも含め楽曲のイメージに合う衣装で、繰り広げられる
    歌を聴いているうちに、おのずと作品へのイマジネーションの世界に、
    入り込め、自分の中の思い出がフラッシュバックされて、
    感激の渦に溺れました。

    いづれの出演者の歌声が素晴らしいが、
    中でもマヤの歌が抜きんでている。
    馴染み深いエリザベート以外の歌も、全て作品の世界を壊さないけど、
    彼女の範疇に取り込んでしまっている。
    「レベッカ」のメインテーマ、「モーツァルト!」星から降る金、
    何を歌っても、完璧であった。
    ユーチューブでウィキッドの1幕ラストのビッグナンバーを歌っている
    様子も見たが、これも別格の上手さ、
    このオバサンは、一体何者なんだ!?

    ルドルフ役でおなじみのルカスの歌声も、
    これまでに比べ格段に上手くなっている。骨太で力強くなっている。
    去年の来日公演よりも進化している。
    中でも「モーツァルト!」の「影に逃げて」は、今回の一番の収穫。
    井上芳雄も見習ってほしい。

    これを見ちゃうと、日本人キャストの線の細さが、
    どうしても気になってしまう。日本版は、
    決してレベルが低いわけではないし、アンサンブルも含めた、
    「まとまり」「総合力」では日本版のほうが丁寧かな、とも
    思うけど、歌単体、場面だけの抜き取りでは、足元にも及ばない。
    対抗できるのは、山ゆうと中川君位かなぁ。
    あとは問題外。

    あくまでもコンサートだから、トークや、客席を回ってのサービスなど、
    茶目っ気あふれる場面もあり、
    大満足の3時間10分。
    大好きな歌がハイライトで、次々と歌われ、この上ない幸せ。
    交通費、宿泊費を払ってでも行ってよかった。
    こんな企画、どんどん上演してほしい。

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