満足度★★★★★
無題1939(16-229)
17:00の回(小雨)。
16:30受付、開場。四谷キャンパス、11号館。この会場は初めて。
入って窓側に椅子席、廊下側に3脚の椅子がありここが舞台。
「劇団リトルスクエア」は 「籠の中(一年生公演 2013/3) 以来。
上智大学は、この劇団と「ヅカ★ガール」...先日観た「サバト」@梟門の照明スタッフに本作の脚演出村岡律子さん、そして「SophiaModernDancers」の3団体を観ています。
大学3年生という将来の「選択」に迫られる同世代の心情を素直に描いた作品。
岐路にきてしまったときの痛み、どこまでも平行する人生。
すれ違いは徐々に加速し元に戻ることない。大人になるということはそういうことなのか。
しおり役大坂理冴さん、みなみ役島田由樹子さんの対比がよくできています。
思わず口にしてしまう言葉と、ずっと深いところにある想い。
セリフのなかにひとつだけひっかかる(たしかにそうだけどこの作品には相応しくない)ところがありましたが、時間の経過を現す照明の切り替えも効果的、使われている楽曲は「いかにも」と思う選曲でしたが雰囲気を壊すことはなかったように感じました。
「パラレルワールド」とラストの人生の歩みはいい演出だと思いました。
次回11月、観に行こうと思います。その前に「Snow White」SophiaModernDancersを観る予定です。