満足度★★★★★
無題1941(16-231)
19:00の回(雨/曇)。
18:30受付、開場、ベンチシートひな壇。正面にドア(茶色)、まわりはタイル模様(白)とシンプル。
キャラメルボックスは1回しか観たことがなく、これから観ることはないだろうと思うので、こういった学生さんの公演はとてもありがたいです。
18:35/45/55と正確に前説(アナウンス)、19:00舞台上、おふたりの前説、開演~20:02終演。
4月の「あゆみ」が初めてで、2公演目。
おばあちゃん(林加奈枝さん)、グリコ(土井可南子)のおふたりが生き生きと描かれ、軽快なテンポで周囲を巻き込んでゆく展開がとても巧く演じられていたように思います。
本作はよく採りあげられる作品のようで、「メリー・ポピンズ」になぞらえるものが多くありましたが、私は母の面影を残す「日傘の女」(上品さや純真さ)を感じました。無理のない演技、おちついた語り口、孫を想う(機械の)心、他の役者さんも芯の優しさを喪わない演出は観ていて気持ちの良いものでした。