逆襲のFOOD CHAIN! 公演情報 逆襲のFOOD CHAIN!」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 5.0
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  • 満足度★★★★★

    斉藤優紀さん目当てで見に行きましたが…予想以上の「大作」で、時を忘れましたね
    私のブログに速報を書いたとおりです。→【速報!】劇団「Please Mr.Maverick」の舞台「逆襲のFOOD CHAIN!」、斉藤優紀さん目当てで見に行きましたが…予想以上の「大作」で、時を忘れましたね http://idolarayama.seesaa.net/article/442196492.html

  • 満足度★★★★★

    圧倒的熱量と計算された構成
    「演劇祭で3年連続優勝した」という看板は伊達ではなかった。
    いろんな意味でカラフルな演劇。
    普通ならとっつきにくいであろう社会問題が
    見事にエンターテイメントに仕上がっている。
    あらすじを読んだ段階では、「アニメみたいな話だな…」と思ったが、
    荒唐無稽な話ながら、非常に高度なことが語られている舞台だった。
    もったいない気がするが、たしかに文字で書くとそうなってしまうのかもしれない。
    この話は、それ自体が突飛な物語なのに、
    甘い考えをもった理想主義者に対して完膚なきまでに現実を叩きつける。
    その逆転現象が特殊で、また面白い。

    ネタバレBOX

    博愛主義者の矛盾をこれでもかと突いてくる。
    かと思えば、ちゃんと人の意志を汲んでくれるという、
    ある意味至れり尽くせりの話。よく練られた構成。
    殺陣は、よくあるカッコつけではなくて、場面にあった特色が出ていたし、
    最後の馬とライオンの戦いは見ごたえあり。
    最高のカタルシス、かと思いきや、勝った弱者が最悪の支配者になる。
    動物が世界を握るまでの過程など、もっと細かい描写も見てみたいが、
    上演時間のために極限までシンプルにしたのだろう。
    突飛な設定なのに、物語が感情やこうなるであろう事実にきっちり照らしあわされて、
    このような世界になれば、確かにそのようになるのだろうと信じさせられる。
    そこがニクい。
  • 満足度★★★★★

    なるほど、別物
    本当にすごくて、なんだか二段飛ばしくらいでレベルが上がった気がしました。
    殺陣はかっこいいし、照明はきれいだし、話は面白いしちゃんと伝わってくる。
    舞台はほかのエンターテイメントと比べて高いというイメージがありますが、
    この金額でこれだけのものを見せてくれるならもっとたくさんの人が
    舞台を観に行くだろうなと思います。
    それくらい素晴らしかった。

    ネタバレBOX

    やはり柱となっている扉座の新原さん、バッコスの祭の丹羽さんは圧倒的にすごいですね。
    そして歳岡さんも舌鋒鋭くて痛快です。
    この世界を皮肉りまくり、問題を叩きつけてくる。
    でも決して不快じゃなくて、ちゃんとエンターテイメントに昇華してくれる。
    素晴らしい舞台でした。全部の要素が機能している。
    これはまたいつか再演してほしいと思いますが、
    やっぱり今回のメンバーじゃないと、あの味は出ないのかもしれませんね。
    舞台は本当に一期一会ですね。
  • 満足度★★★★★

    メルヘンと現実の狭間。
    (=゚ω゚)ノ有り得ない逆転劇。メルヘンな状況なのに世界はリアルで残酷だった。不思議なのにリアルな、何か相反するものが融合した面白さ。とても良かったです。

  • 満足度★★★★★

    興奮…!
    役者さんの演技が熱い!照明もとても綺麗でした!
    話はほとんど変わっていない(と思う)のに、初演とは別物です。
    なんかもう、すごく良かった。
    殺陣もかっこよかったし、それぞれの役者さんに存在感がありました!
    エンターテイメントの上に考えさせられる、優れた作品だと思います。

    ネタバレBOX

    劇場も合っていたのかもしれません。
    初演も拝見していますが、せまってくる迫力が全然違いました。
    けっこうな雨で、ちょっと出かけるのが憂鬱だったんですが、
    観に行って本当に良かったです。
    終わったあとも興奮が醒めず、頭の中でこの話についてずーっと反芻していました。
    動物が本当にしゃべったらどうするかな、とか、
    しゃべったら人間は本当に動物に権利を与えるのか?とか。
    でも動物愛護団体は絶対動くと思うし、博愛主義の人たちもそうだろうし、
    意志があって言葉をもっていたらむげにはできないなあ、とか。
    選挙権は、たしかに難しいかもしれないけど、話がおもしろいので
    エンターテイメントの一部としてすんなり受け入れられました。
    さすがにライオンはわかるだろ、と思いつつ(笑)たぶん毛むくじゃらだし。怪しいし(笑)
    草食動物の気持ちになって考えたら、肉食動物も人間も、捕食者だなあ、とか。
    そしたらやっぱりティオを一概に責められないですよね。
    人間だって、同じ立場なら、敵を倒して平和を手に入れようとすると思うし、
    最後のシーンのティオが軍隊を作ろうとしている話で、
    力をもったら動物も人間と同じことをするのかもしれないなと思いました。
    まだぐるぐるしていますが・・・深い!
    まとまりがなくなってすいません。
    とにかく、本当に面白かったです!
  • 満足度★★★★★

    これが第二回公演とは・・・!
    この劇場では何度か拝見していますが、
    観客席と舞台が非常に近いので迫ってくるものがありますね。
    殺陣が素晴らしいし、なんといっても馬とライオン、
    そしていつもの博士の演技が素晴らしい。
    扉座の新原さんは、拝見したことのある役者さんでした!
    再演という事ですが、第二回公演の脚本がこれとは、クオリティの高さを感じます。
    これは、また演劇熱が再燃しそうです(笑)

    ネタバレBOX

    めまぐるしく人と動物の立場が入れ替わっていきます。
    これが、いまの社会構造、問題点を鋭くついていて、
    数年前に書かれたものとは思えず、
    初演から台本はどれくらい直されたのか、気になるところです。
    動物たちが喋るようになったら、人間は動物に権利を与えるしかない。
    それで参政権を与えたら、数が多い動物が選挙で勝ってしまった。
    肉食動物を表すレッド、草食動物のグリーン、人間がイエロー。
    それぞれの種族間の損得や価値観の違いによって争いが起こります。
    一番弱いと思われていたグリーンが、もっとも残酷な統治をする。
    これは非常に着眼点がよくオリジナリティがあり、魅力的な話だと思います。

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