満足度★★★★★
シアターに入った途端
いつもより気合いの入った?舞台セットが目に入る。RED THEATERということで、スタッフの意気込みも伝わってくるってもんです。
そして漁介さんによる座席案内。こっちの期待も膨らみます。何気ない日常の場面・会話から始まるけど、役者達の気負いのない話し方や自然な動きは安心して観ていられる。そして劇中の「時間が栄養になる。」って結構な名言だと思うけど、これが後にサスペンスの呼び水となる。
いつも思うけど春陽漁介という人は才能溢れる脚本・演出家だと思う。
勿論、弘明(高野アツシオ)や要(板橋廉平)、守人(村尾俊明)といった時神様に操られた人達を演じる男性陣や、弘明をいい味出して支える妻の成美(佐瀬恭代)、反発しながらも父を心配する娘の梓(森島縁)など女性陣の役者も素晴らしい。
今後もこの劇団の公演は、見逃さないようにしたい。
満足度★★★★★
「楽しい」は時間を忘れる
まだ蒸し暑い夕方、地下鉄に乗って赤坂RED/THEATER に、タイムトラベルものなのかな、とかとか「注文の多いレストラン」かもかも、なんて想像しながらワクワクして向かいました。
座りやすい座席に感激して開演を待ちます。舞台美術素晴らしいです。
開演のベルが鳴って。
時間に対するこの切り口があるんだなと、そして舞台で演じることが最も相応しい物語を創っていました。
体感時間はさすがに蕎麦待つ3分とは言いませんが早かったです。
満足度★★★★★
邪馬台国とは…?もしや…
歴史上確実に存在した邪馬台国。それがどこであったのかは、日本人であれば時折空の彼方に想いを馳せるファンタジー。あったものがなぜわからない?.オウムの洗脳しかり、人は薬草(薬物)での記憶撹乱、記憶のすり替え、記憶の抹消などを推理する。卑弥呼による催眠術、魔術、などと言う人もいるだろう。邪馬台国に限らず、謎を科学的に解明することはとても困難だが、ゆえに誰か教えてくれないか?というその興味は尽きず。大きい。邪馬台国の謎において「時喰」は、もしや…?のひとつかもしれない。
アフタートークで脚本家・春陽漁介は答えている。
「使っている方言は、岡山県のものを参考にしています」
満足度★★★★★
極上の時間
SF色の強い舞台なのかと思いきや、確かに強いんだけどそこはしっかり5454らしい人に、日常に寄り添ったお話し。
最高です。見終わった後の満足感が半端ない。
凝ったセットも素敵。
固定されたこの空間でどう表現するんだろうと思いきや、やはり流石でした。空間時間の使い方は秀逸。
役者さんの魅力も散りばめられていて、全員で作りあげている感じがものすごくする。役者さんのレベルも確実に上がってる。
ドキドキわくわく、怖さもいつもの洗われた感も味わえる贅沢な作品になっていると思います。
いつもの5454も新しい5454も見れるので、今までこの劇団を見たことのある人にはぜひ見てもらってこの衝撃を味わってほしい。
舞台自体初めて見る人にもすごいおすすめ。