FOREVER超音速エターナルラヴ 公演情報 FOREVER超音速エターナルラヴ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.7
1-3件 / 3件中
  • 満足度★★★★

    ダメ男の純愛!おじさんもキュンっとしました。
    近未来、DNAマッチングシステムが結婚相手を決め、恋愛感情がなくなった世界。
    DNAマッチングシステム初の適合者(結婚相手)なしのダメ男くんが奇跡を起こすか?

    二度目のd-倉庫。
    オープニング、光る棒を使ったダンスが格好良かった。
    期待が高まります。

    内容は、決して結ばれる筈のない相手と、ダメ男が苦難を乗り越え、頑張って純愛を成就させる、王道の胸キュン・ラブストーリー。

    登場人物に悪い人はおらず、ラスト盛り上がります。
    おじさんですが、胸がキュンっとしました。
    楽しかったです。

  • 満足度★★★

    楽しめました
    近未来ライトSFラブコメ。ストーリーはありきたりだけど、ビジュアル的には面白くて、ラストは結構盛り上がりましたね。

  • 満足度★★★★

    深い内容...面白い!
    始まりは、近未来における結婚・出産事情(少子化や優秀遺伝子)を思わせる。しかし、話が進展してくると過去や現代に通じる恋愛事情も絡んでくる。男・女の関係を中心にしつつ、底流にあるのは現代社会を鋭く抉るもの。中心に描かれる「恋愛」という経験は失せ、本で感覚を知るのみ。恋愛本「恋空」は古典として位置付けられている。
    (上演時間2時間)

    ネタバレBOX

    梗概、未来は「DNAマッチングシステム」によって結婚相手を的確に選ぶことが出来る。そんな中、全女性と適合するコウタ(野澤太郎サン)とまったく逆の全女性と「適合ナシ」のメグル(大西一希サン)の心情、誇りをかけた戦いが始まる。「全適合」という優越さ、しかし「適合ナシ」のメグルに徒競走では勝てない。その「足が速い」という本能的モテ要素を持っていたために、 運命の歯車が狂いだす。もしかしたら、「DNAマッチングシステム」の見直しが出来るかも...。その内面の葛藤、走る姿に共感を覚える。

    そのシステムは人間の感情、特に恋愛感情を無視し優秀な子を産み育てる国家施策である。このシステム(制度)に逆らうことが出来ない。相手が決まると結婚スケジュールが...戦時中の「召集令状」のように思えた。このシーンを始め、「全体主義」というセリフや音楽「軍艦行進曲(マーチ)」(今でもパチンコ店で流れているか)が聞かれる。
    徒競走の決着は、「国民体育祭」に出場する大学内の予選会で決する。

    このシステムに疑問も持たない人々、人間の本能に近い恋愛という感情を忘れ、その感覚を本という媒体を通して知識として学ぶ。それも頭の中で空想するもの。その感情は実態を伴わない空虚なもの、いや空虚ということすら解らない”怖さ”がある。感情の動物と言われる人間、その本能的な愛の交歓が失せている。
    すべてが機械的・合理的な考え方...この未来構図が、何故か戦時中の産めや育てやの掛け声のように思えてしまうのは杞憂であろうか?

    役者陣の演技は素晴らしく、バランスも良い。先の主役2人の競争シーン...そのスタート時に全キャストが舞台に立ち、学校卒業時に行っている「呼び掛け」をする。印象的なシーンであり、それをエキサイティングな照明によって更に効果付ける。

    次回公演を楽しみにしております。

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