8月のウィークエンド・プロフェシー 公演情報 8月のウィークエンド・プロフェシー」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 5.0
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  • 満足度★★★★★

    また見たくなる芝居でした
    出演者が少し多めかなと思っていたが、個々のキャラが立っていて役者さんが輝いて見える芝居でした。最初に登場するシーンから個性的な役柄が割り振られていましたが、話が進むにつれどんどんその個性が掘り下げられていき登場人物に感情移入しやすかった。
    話はありきたりともいえそうなよくあるテーマ化もしれないが、笑える所(こっちが多め)、背筋が冷たくなったような気がする所とメリハリが効いていて、話に引き込まれた。小ネタも満載だったので、場内は笑い声で沸いていました。

    こういう話に飢えていたので、満足度はちょい甘め。

    ネタバレBOX

    的中率100%の占いは、本当にわかるから当たるのか、占いとして言葉にするからその出来事が起きるのか、どちらなのか。最終的には、占いは「影男」の能力によって当たっていた(あるいは当たるようにした)ということになっていて、「男」は操り人形のような立場という風に描かれてたし、神が書いたというデスノートみたいなものも出てきたけど、見終わった結果、「男」には言葉にしたことが実現させる特殊な能力を持つ人物だったのではないかと思わされた。「影男」も神ノートの内容を予言として読ませようとする悪魔的な人物として登場していたが、実は神に書いてない前向きなセリフを言わせることこそ目的だった天使的な使命を持っていたように感じた。

    個人的にツボだった登場人物は「万代一子」。行動が面白すぎる。他人から詰め寄られるとパーソナルスペースみたいなことを主張するのに、結構すぐに他人に詰め寄るのも面白かった。
    あと、「影男」もツボった。特に世間の声を聞き取るときの仕草が、メイプル超合金のWi-Fi飛んでるというネタを連想させて一人でうけてしまった。

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