15 Minutes Made Volume14 公演情報 15 Minutes Made Volume14」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.2
21-25件 / 25件中
  • 満足度★★★★

    ダントツでキュイ
    △→△→〇→△→◎→〇

  • 満足度★★★★

    15分の 濃密さ
    私は 「日本のラジオ」と「Mr.fictions 」が好きだった。
    芝居中の雰囲気が、とても。あと、笑いの要素というか それは入れても入れなくてもいいことだけど、もし入れるならそれが好みを左右する。ゲイネタというだけで なんでこう簡単に笑いがとれるの? 笑わせてるほうも笑ってるほうも そろそろ飽きませんか?

  • 満足度★★★★★

    それぞれ
    面白かったです。

    ネタバレBOX

    キ上の空論 『日々が黒くなるその前に…って』  およそ10年振りに地元に帰ってきて幼馴染に会った話かなと思ったら、妹から恋愛感情を抱かれ自分もその気になるのを恐れて逃げ出した男が婚約者とともに明日の結婚式のため実家に帰ってきたというもの。

    ぬいぐるみハンター 『みゆき』  みゆきの怒涛の半生記。

    日本のラジオ 『ハーバート』  死んだ妻を生き返らせたオカルト系研究者の話。

    かわいいコンビニ店員飯田さん 『虹はどしゃぶりの雨で咲く』  浮気の言い訳をする男、実は子供を作るのが目的のゲイカップルの話。

    キュイ 『前世でも来世でも君は僕のことが嫌』  公園でホームレスを痛めつけたりする、言ってみればポケモンGOが配信される前の公演の様子でしょうか。

    Mrs.fictions 『上手も下手もないけれど』  ひょんなことから楽屋が一緒になった男優と女優の何十年にも亘る愛情を描いた話。

    ほっこり度一番で、素敵な『楽屋』でした。
  • 満足度★★★★★

    15分の演劇。15分って想像していたよりも表現できる
    15分の演劇。15分って想像していたよりも表現できるのですね。驚きました。初日ということで、みんなでこの公演の誕生日をお祝いする会が芝居の後に開催されたんですが、そこで、岡野康弘さんが「15分の芝居の稽古は実は60分のお芝居と同じくらい時間かかってしまうんですよ。15分のお芝居の時は、通し稽古を何度もできちゃうので力は行ってしまいます」というお話をしてくださいました。とにかく6つの団体が力を入れて準備した「自分たちの名刺代わりとなるような作品」をぶつけていました。

    http://kojisato515.hatenablog.com/entry/2016/08/11/141708

    ネタバレBOX

    参加団体詳細と観劇の感想

    キ上の空論

    2013年12月旗揚げ。リジッター企画の中島庸介がひとりで勝手にやってる別ユニット。リジッター企画では『なさそうでありそうな非日常』を描くのに対し、キ上の空論では、言葉遊びや韻踏み、擬音の羅列や呼吸の強弱など、会話から不意に生まれる特有のリズム〈音楽的言語〉を手法に『ありそうでなさそうな日常』を綴る。

    作品名:日々が黒くなるその前に…って
    作・演出:中島庸介
    出演:竹川絵美夏、富田喜助(第27班)、池田萌子

    10年ぶりに突然帰ってきた兄と妹が話をしている。兄は明日結婚する。兄と妹の関係がいろいろと明らかになって行くのだけど、ジワジワと面白い感じになっていく。まさにありえそうでなさそうな日常でした。富田喜助さんの存在感が何とも言えなくいい。



    ぬいぐるみハンター
    池亀三太主宰の劇団。オリジナルティ溢れる独自の世界観の中で、確かにそこで生活する人々の切実な生き様を笑いと哀愁を交えて爽快に、ときに間抜けに描く。欠陥だらけの個性的な登場人物が織りなすポップな人間賛歌を追求中。佐藤佐吉賞2015において最優秀作品賞はじめ7部門受賞。

    作品名:みゆき
    作・演出:池亀三太
    出演:松本みゆき、生駒元輝、榎本純、北尾誠(MICOSHI COMPLEX)、葛生大雅、杉浦雄介、新沼たかゆき(ザレ×ゴト)、林弦太、松本亮吾、モラル(犬と串)、今村圭佑(Mrs.fictions)

    三太さんの織りなす世界いいなあ。好きです。しかしまあ、15分によくもこれだけの人数の役者を織りなしてくるなあというところに感動。モラルさんがモラルさんを演じて登場してツボなセリフを沢山で沢山笑いました。いろんな人間がいるよなあ。それが良いんだよなあ。みんなで一生懸命舞台を創るというさまを観て『僕たちはなんとなく幸せになるんだ』の映像がフラッシュバックしてきました。三太さん凄いです。


    日本のラジオ

    屋代秀樹という偏屈な男が1人で運営している、演劇を上演する任意団体です。古典や実際の猟奇事件を下敷きにした会話劇をよくやっています。愛と暴力に関心がありますが殺陣とかはやりません。「さわやかな惨劇」がキャッチコピーです。

    作品名:『ハーバート』
    作・演出:屋代秀樹
    出演:加藤なぎさ、深井敬哲(日本演劇連盟)、村山新

    大学教授が研究室にいて、訪ねてきた編集者と話をしている。そこへ妻がやってきてお茶を飲んで御菓子を食べる。ただそれだけなんだけど、何かありそうで、何か起きそうで怖い。確かに「さわやかな惨劇」でした。



    かわいいコンビニ店員飯田さん
    主宰は池内 風。ひとの感情が臨界点をこえる瞬間を愛ある視点で描き、日常の中にむき出しの人間を表出させる作風が特長。汗、涙、唾を出し惜しまない会話劇は決してハッピーエンドばかりではないが観るものに不思議なカタルシスを残す。作品名に間違えられがちな団体名は、実在する某コンビニ店員飯田さんに由来。本人の許可は得ていない。

    作品名:虹はどしゃぶりの雨で咲く
    作・演出:池内風
    出演:辻響平、池内風(以上、かわいいコンビニ店員飯田さん)、百花亜希(DULL-COLORED POP) ※昼公演のみ出演、中林舞 ※夜公演のみ出演

    自宅で彼女と彼氏と友達の会話。複雑な関係の3人。確かに「当たり前」とか「常識」とか「ルール」って何だろうなって思った。優馬という男が必死に繰り出す屁理屈を聞いていて、何となく、確かにそうだよなあと思えてきたけど、マナミの常識的な考えに、まあ確かにそうだよなあという感じになる。細かいところが、面白かった。



    キュイ

    2011年、綾門優季を主宰として旗揚げ。専属の俳優を持たない、プロデュース・ユニットとして活動を開始。現代日本には珍しいほど仰々しい文語的セリフまわし、過剰なまでに長くややこしいモノローグ等が作品の特徴。『止まらない子供たちが轢かれてゆく』『不眠普及』でせんだい短編戯曲賞大賞を受賞。

    作品名:前世でも来世でも君は僕のことが嫌
    作:綾門優季 演出:得地弘基(お布団/東京デスロック)
    出演:岩井由紀子、得地弘基(お布団/東京デスロック)、中島風人(PAPALUWA)、新田佑梨(ホロロッカ)、むらさきしゅう、渡邉時生(屋根裏ハイツ)

    なぜか分からないけど、ホームレスが暴力を振るわれます。警官が出てきて、助けるのかと思ったら、もっと酷い暴力を振るいます。そうすることによって、暴力はいけないということを伝えようとしているのかとも思ったけど、そういうことでもないようです。いろいろな人が出てきて、暴力を振るいます。暴力はダメですね。



    Mrs.fictions

    2007年3月、舞台芸術の創造と発展を目的に活動を開始。舞台芸術を『関係性の芸術』と 捉えた作品を製作している他、観客と集団、集団と集団の繋がりを重要視し、それらの『関係』を より密なものとする為の創造を行っている舞台製作者集団。 『人と人は出会わなくてはならない』という理念の下、『15 Minutes Made』を主催する。

    作品名: 上手 かみて も 下手 しもて もないけれど
    作・演出:中嶋康太 原案:岡野康弘
    出演:岡野康弘、豊田可奈子

    二人の役者が楽屋で出会って、芝居を続けて行き、年輪を重ねて行く。たった、15分の時間の中なのに、どんどん歳を重ねて行く。15分という時間の中で、ここまで時間経過を感じさせることができる演出と役者の演技力が凄いですね。楽屋で繰り広げられるお芝居繋がりでINDEPENDENT:3rdSeasonSelectionの「楽屋から」を思い出しました。この「15 Minutes Made Volume14」の楽屋にも沢山の物語があるんでしょうね。
  • 満足度★★★★★

    もっと観たい!
    15分間にギュッと凝縮されたストーリーは、いずれも甲乙付け難い面白さ。「もっと観たい」……そう思わせる作品ばかりでした。
    こういう公演は初めてですが、次回は大勢で行って、終演後に「どの劇団が好みだった?」などと盛り上がりたいものです。

このページのQRコードです。

拡大