キャプテンハーロック~次元航海~ 公演情報 キャプテンハーロック~次元航海~」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.3
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  • 満足度★★★★★

    漫画はなんとなく知ってて、アニメの映画を
    見たことあるって程度だったけど、その漫画やアニメの世界から抜け出してきたような個性的なキャラに引き込まれてあっという間に宇宙を旅している気分に!

  • 満足度★★★

    アニメの舞台化が面白かった
    知人が出るので見に行きました。熱心なアニメファンではないですが、この名作は自然に目に耳にしてる世代なので、懐かしさもあるし、あのハーロックが3次元になるとどうなるのかも楽しみでした。

    ハーロック役の方は、身長も高く、ルックスも良く、見事に「漫画から出てきたような」かっこよさでした。台羽正役の方も女の子のような可憐さで。

    でも、演劇鑑賞に慣れてない素人の感想ですが、今回目を引いたのは、主役クラスの演者さんより、乗組員さんなどの回りを固める方々の活躍でした。
    殺陣もアクションもダンス的な振付も、自分の物にしてる感じは脇役さん達から感じました。

  • 満足度★★★★★

    いつの間に?
    キャプテンハーロック観て参りました。コリッチにハーロックのページ、出来てたんですね?公演中は気付かなかったので、遅ればせながら感想を書かせて頂きます。

    ◆◆初日には、まさかの原作者松本零士さんの挨拶があり『ハーロックの骸骨の旗は骨になっても戦う』ことの表現であるという解説から始まったこの舞台は、アクションあり歌ありダンスありプロジェクション動画もありで、素晴らしい衣装に身を包んで役に成りきって演じる役者さんたちの芝居を存分に楽しめました。原作のある作品を、ここまでやった舞台は観たことありません。◆幕開きはミーメの語りと歌から始まります。『柴小聖』さんは、この妖精をとっても良い雰囲気で演じました。なんといっても雰囲気そのものがピッタリ合ってます。琴を弾きながらの歌声も自然でノンビブラートな美声。芝居冒頭で全体の印象を引っ張る大事な場面を魅力的に演じてました。歌は女王ラフレシアも歌うのですが、これを演じる『扇けい』さんの声は中低音に特化した発声のビブラートも使う独特の様式感のあるものでミーメの歌とは対照性。扇さんは舞台での女王の威厳を歌と演技とで見事に表現していました。舞台終焉後の出演者挨拶で御本人が『私は役の性で怖い人だと思われてみたいだホントは違います‼』って言って笑いを誘ってましたが、逆に舞台での演技が女王そのものだったという事だと思います。◆扇さんと並んでハーロック役の『林野健志』さんも貫禄十分で、出てくるだけで絵になってたのは流石です。ハーロックの衣装、かなり重そうに見えましたがアクションシーンも見ごたえある動きでした。マントを翻した時に起こった旋風は客席まで届きました!後程、林野さんが物販を担当されたときに間近で見ると舞台で見る以上にホント背高いですねえ..◆ダイバーゼロ『ヒロム』はサイボーグ感よく出てました。ああいう特殊な役を体のちょっとした動き方で表す方法ってよく考えられてる演技なんだなあと思いました。でも今回の男性陣の一部は顔の露出面積が少ないのと全体暗めの演出でホントの顔が判んないというのも感じましたが‥◆マゾーン役者さん達ですが、四天王が王女ラフレシアの御前に控えるシーンは四天王役の皆さんの伸長がきれいに揃っていて、ラフレシアが中央で大きく見え舞台の絵として最高でした。マゾーン役の役者さんは戦闘シーンでは演技に加えてダンスもアクションも要求され、しかも素晴らしい出来栄え。ダンスも入るアクションシーンは、この舞台の華でございました。それはアルカディア号乗組員も同じで、あまり人間の役がない(人間女性2名?)この物語でドハデ衣装で目立つ有起蛍『山本夢』戦闘隊長以下のマゾーンとの戦い振りには圧倒されました!ヌレーム『西条瑠美』は早期に灰と化す役でしたがマゾーン服姿はスタイル抜群で、後程ちょっぴり復活してたのも嬉しくありました。また、クレオ『羽渚さやか』の「女王の午前である、控えよ」は、もう水戸黄門なみの名セリフで今でも耳に残ってます。「うなぎ」さんって名前も強烈!◆地球マゾーンの波野静香は動的な表現の多いこの芝居で唯一複雑な心情を持つ設定の難役ですが、これを『伊藤えみ』が好演。自分の生い立ちを打明けた後、ハーロックと会う場面で流した涙の真意は何なのか?…ここはこの芝居中もっとも複雑な心境を演じるシーンなのですが、単に悲しい運命を呪うだけではない静香の心を抑まえた表情と涙とで見事に演じていました。その後、まなじりを決して艦橋で前方を見つめる強い眼差しや操舵輪を操る姿は、その後のストーリー展開を考えるととても深い意味があるものでした。この場面は眼に焼き付いてます!
    ◆◆この作品、原作を知らない私には、かなり難解なストーリーで、回を重ねる毎に理解は深まったものの、千秋楽が終わってから教えて貰って理解できた事もいくつかありました。ワグナーのニーベルングの指輪では、さえない鍛冶屋のおじさん役のミーメが妖精役になっていたり、波野静香という戦中派感満載語感のネーミングがあったりで、最初は少々違和感もあったのですが、舞台をストーリーを追うものとしてでは無く、役者の演技を観て楽しむ私にとっては、この舞台、最高のものでした。最終日に多数設置されていたムービーカメラで捉えた映像は是非公開してください!

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