満足度★★★★
閉鎖空間、ある島での出来事。
表面上は明るかったり、未来ある希望に満ちた感じなのに、
何故か全員が何かを隠している、それを笑顔や明るさで表面を覆って隠している。
誰もが仮面を着けて、心を見せていない様な感覚。
結果的にその受けた印象は作者の意図にまんまと嵌められた感じでした。
コメディ要素も多いのですが、ホラー要素も入り印象的な作品でした。
実社会にもこういう世界があるかも?という示唆もあり、
別の部分でも置き換えられる様な感覚も多く、楽しめました。
終盤に、ある登場人物の話す言葉が「騒音によって掻き消される」という演出があり、
凄く気になって台本まで買ったのですが、それも結局明記されておらず、
時間が経った今でもあそこが何を話していたのか気になっていたりします(笑)
今でもDVDで観られる作品ですよ。
満足度★★★★
納得
楽しい感じ、妖しい感じ、怖い感じ・・何だか不思議な舞台でした。色々なハプニングが起こり、どうなる事か?と思いますが、しっかり収束するのが見事でした。少しうるさく感じた役柄もありましたが、役者さん達の熱演も良く、特に落合役を演じた、田中稔彦さんの豹変ぶりが見応えありました。その島には、救えない希望と、未来ある絶望があるらしい・・観て納得でした。面白かったです!
満足度★★★★★
笑顔の絶えない、その島で…、次々と事件が…。 楽しい!
開演直後、うす暗がりの中、争う人たち…、何が起こったのか?
と思いつつ、次から次へと事件が事件を呼び…。
ドタバタ劇に笑わせて頂きながら…。
誰が被害者で、誰が加害者なのか?
事件・問題が山積みに。
どう収拾するのかと思っていたら…。
それらの伏線をすっきり回収しつつ、全ての謎が明らかになるが…。
しかし、事件の真相を上回る、背筋が寒くなる、この島にある「救えない希望と、 未来ある絶望」のラストへ。
面白い!
満足度★★★★★
人間って。
世にも奇妙な物語で見た事がありそうな雰囲気の作品。好きな人は世界観や観た後に残る後味的に損はしないかと。物語は不穏な空気で始まるも、増えていくキャストやテンポの良い笑いにいつの間にかその事は忘れてしまう。けど、ちゃんと起承転結はあってハラハラする展開に。ラストはホラー要素も感じたくらいに怖さがあった。『その島には、救えない希望と、 未来ある絶望があるらしい。』納得です。