満足度★★★★★
鑑賞日2016/06/26 (日)
なんとも言えぬ日常的な空気感の中、繰り広げられるトンチンカンな佃・神谷両氏の会話が絶妙。特に前半の「第一の手段」がものすごいツボですわ。長嶋さんの怒りゲージが上がっていく表情が痛快。予想できても笑わずにはいられない演出の魔力ですね~。
後、ぱんださんへの仕打ちも最高やった。暗転の後の空気は最高でした。
… 全編そんなマイペースで進んで、どう結末させるのかと思いきや、不意に訪れた最後の神がかりな瞬間が粋でした。この展開で最後に神々しさを感じられるとは思わなかった。あの雨は「間抜けのから」での驚きを思い起こさせる大仕掛けでしたね。「お稲荷さんになった男」の極めて身近で庶民的な振る舞いと神々しいエンディングの大きな格差が、単なるコメディに終わらない不思議な後味を残してくれました。
満足度★★★★
満ち足りた散歩者
夜の回。良くできた喜劇でみんな不死身。だから安心して楽しく観てられました。あえて言えば、選曲が好みと合いませんでした。もともと劇中で歌謡曲が流れてくるのが苦手なのですが、今回も歌詞が芝居を上書きしてしまいました。