カクシンハン版 リチャード三世 1471-1485 公演情報 カクシンハン版 リチャード三世 1471-1485」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.5
1-2件 / 2件中
  • 満足度★★★★

    長丁場
    お疲れ様でした。

    ネタバレBOX

    生まれつき背骨や足が曲がっていて卑屈に生きてきたリチャードが、兄弟を蹴落とし王位に就いて、最後殺害されるまでを描いたシェークスピア作品。

    髪の毛を虎刈りにしたりして醜さに拍車がかかっていました。
  • 満足度★★★

    プレ公演2日目観劇
    そこらへんにいるチンピラ背むし悪童の血縁、因縁、残虐、陰謀、恨み、愛恋、国取り合戦、等、歴代シェイクスピア作品のブラックさを一気に寄せ集めた、スピード感ある仁義なき成り上がり記を見ているようだった。けれど、どこか愛嬌も見え隠れして「悪の華」のリチャード3世というより、欲望と孤独と陰惨さで大きくなった男に見えた。
    リチャードの凄みのある三白眼で睨まれた時には、客として見ているだけなのに一瞬ひるみそうになる。ライブハウス感覚で見る大胆な茶番劇と波乱と不遇、自分の放った言葉がそのまま返ってくる幕切れが物哀しい。
    約2時間45分(休憩あり)

    ネタバレBOX

    前作の「ジュリアス・シーザー」のインパクトそのままに、今回もそれらを引き継いだような形に思えたが、始まったばかりなので、これからまた変化してくるんだろうな。

    背むしの痩身だけど凄みある姿だったリチャードだったが、劇中の「馬を持ってこい、馬を。代わりにこの王国をくれてやる。」だったかな?そのセリフは最後の場面で、童心に戻ったかのように「馬…ウマ…」とつぶやく幕切れに活きてくるが、その姿に哀愁が漂いすぎて、同情しそうになった。亡霊に取り囲まれてる場面はQueenのBohemian Rhapsodyみたいだった。

    全体的に衣装や話の構成、舞台背景などが前作の「〜シーザー」とあまり変化なかったのは、元々の劇団公演の演出法がこのパターンなのかな?
    今回もドラム効果、良かった。

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