満足度★★★★★
いつでも,笑顔の君が大好きだから,
『天使の休日』を観るために,はるばる北千住にあるシアター1010へ。
このミュージカルは,2013年に一度観たことがあった。作品は20年ほどのあいだに何度か再演されたもので,当初未来をになう子どもたちに,夢を描くことの大切さを唄っている。
ストーリーは,どこかで観たような世間知らずの脚本家志望を悪の集団がわなにはめようとする。これに対し,休日を利用して作家志望を応援し,気が付くと出演者全員がミュージカルに関わることで夢を実現していく。
この中で,子どもの独唱が一番輝くのは,「天使の笑顔」だ。前回買って帰ったCDの中で最も素晴らしいと思う。
いつでも,笑顔の君が大好きだから,・・・悲しくなったら思い出して,ほらわたしがそばにいるから。
この部分で始まるナンバーは,珠玉の出来だ。今回そのシーンが,子どもたちの輪に広がっていくのを一番前の席で観察できた。
さよなら今夜は最後の夜だから,・・・・
ほら窓の外は雪景色,ごらん野うさぎのあさとだよ。
というところまで進むと,感動で涙が止まらかった。
最後に全員で,全曲のサワリの部分を唄いつないでいくのは圧巻。
作品のインパクトとか,印象はそれほどない。
ダンスもフツー。ずば抜けた名場面もなく,コントが混じるくらい。
しかし,歌は良く聴くと,本当に良いものが多い。
久しぶりに,ミュージカルのあり方を考え直してしまった。
終わってみると,これはこれですごく良い演劇だと思った。