森の奥の噂ノ塔の上の 公演情報 森の奥の噂ノ塔の上の」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 2.4
1-8件 / 8件中
  • 満足度★★★

    盛りだくさんかも...
    本公演は、物語の展開が分かり難いように思う。メインストーリーは青春期の好奇心を充たすような行動...それがタイトルにある森の奥の塔を目指すというもの。このイメージは、映画「スタンド・バイ・ミー」(1987年日本公開)を彷彿とさせるようだ。もっとも登場する人物の世代等(本公演は高校生男女、映画は12歳の少年たち)は違うが、若い頃の好奇心とその過程における友情が描かれている点では同じ。
    そして映画タイトルを訳すと「僕のそばにいて」または「僕を支えて」…公演そのものではないか。
    (上演時間1時間45分)

    ネタバレBOX

    梗概...ある街に住む少年と星空を眺めるのが好きな少女は、大切な"きょうだい"だった。 両親がいない中でお互いを支え暮らしている。 この街には、 強い願い事を叶えてくれる塔(神様)がある。 真偽は、面白半分、興味半分で少年達は森の奥に足を踏み入れる。 そして、森の奥である選択を迫られる。 大切に想っている人がいなくなってしまったら その時、どんな選択をするのか。

    舞台セットは、中央に木枠で出来た「塔」。上手・下手にそれぞれ台が置かれているのみ。このシンプルな作りの中で森をイメージさせるため、台への昇降をもってして立体感、躍動感を表現している。それだけに脚本・演出に依るところが大きいが、この芝居では構成が散漫になっていた。

    街外れの森に塔があり、そこから見える景色が素晴らしいこと、塔の上で願い事(1人)をすれば叶うという言い伝え。高校クラスメイトが好奇心から上ることに...。これが本筋であろう。この筋に①クラスメイトと馴染めない男子高校生とその妹の関係 ②星座好きな妹の本当の正体 ③ヒーローショー(笑)場面 ④大人(市役所役人や女教師)の隠し事、妨害 ⑤脚本・演出家による金の斧・銀の斧などが挿話として交錯する。その関連は緩く、それを挿話する必然性が感じられない。物語の輪郭(軸)を暈していることが、結果的にストーリーを分かり難くしている。
    「スタンド・バイ・ミー」でも行方不明と騒がれた少年が列車に轢かれ、遺体を見つければヒーローになれるという。そして行動を起こす。
    映画には、カインコンプレックスという心理が垣間見える。その特徴として同世代に心を閉ざしたと。この件、本公演では兄弟を兄妹に置き換えての描いたように思えるが...。

    ヒーロー登場場面以外は、同じようなテンポ。単調な観せ方は観客(自分)を飽きさせる。日常(街)の近くにある、非日常(森)という神秘的な場所にある不思議な力のある「塔」...その謎に迫るようなドキドキ・ワクワクするような冒険譚でも良かったのではないか。
    描きたい内容を盛り込んでいるが、そこには勢いがある。こじんまりと収まるよりは、勢いを大切にしつつ、観客に観せるという工夫も必要ではないだろうか。

    次回公演を楽しみにしております。
  • 満足度★★★

    お疲れさまでした!
    劇団の旗揚げ公演。
    演者はU25という事で実に若々しく、まっすぐキラキラしていて私は非常に好感を抱きました。

    他の方が仰っている様に詰め込みすぎた部分はあったかもしれませんが、中身の足りていないダラダラした舞台よりはこれ位思い切りやってくれた方がいい。
    キャラがそれぞれ良い具合に掘り下げられていたのでは。
    どのキャラにも良いところと悪いところがあり憎めなくて、ほぼ同世代の役者達が学生と大人を良い具合に演じ分けているなと思いました。
    芝居や演出などの所謂荒削りな部分に関しては次回作に期待、という事で。

    皆の「やってやるぞ!」という気合いがひしひしと感じられて温かい気分になれた。
    良い空気だった。
    ありがとう。

  • 満足度★★★

    好印象
    若さ溢れ一生懸命さが伝わり、好印象の舞台でした。ストーリーに、腑に落ちない点や、不要と思われる場面も多々ありましたが、ちょっとB級(良い意味で)な感じが面白かったです。腑に落ちないと言いつつも、ラストは何だか「じ~ん」と切なくなりました。旗揚げ公演との事なので、今後に期待します。

  • 満足度★★

    脚本の見直しが・・・
    物語の骨格が形成しきれておらず、メイン・テーマへの求心力が弱いと感じました。

    サブストーリーの充実、不必要なシーンの整理、設定の合理性など、脚本の見直しが必要かもしれません。

    また、大声での感情表現が多いのも耳につきました。

    まだまだ若く、これからですので頑張って欲しいと思います。。。

  • 満足度★★

    熱演はありましたが・・・
    役者さんの熱演はありましたが、話しの筋で?があり、よく判らなかった。次回作に期待したい。

  • 満足度★★

    今後の成長に期待します
    もう少しファンタジックな話かと思ったのですが・・・内容欲張りすぎましたね。説明不足な部分も多く、話としては成立していない。演技も相手の台詞、待ってるなと感じさせることが多い。シンプルはいいけど使い勝手の悪いセット。良いとこなしの感想で申し訳ない。しかし、彼らの気合!やる気!これはとても伝わってきた!脚本・演出共(出演者も)にまだお若いようです。もっともっと勉強して、経験して、成長し続けてください。そのやる気には価値があると思います。きっと良い劇団になってくれるような気がします。今回は酷評多いかもしれませんが、腐らずに頑張って欲しいと思います。

  • 満足度

    う~む
    観ていて???と思うところ満載のお芝居でしたね。役所のお兄さんが鬼に変装して塔に近づく者を追い払う意味が分かった時に 主人公はコウイチでなくお兄さんなのでは?と思いました。そしてオツキの台詞で「もう時間がないの」と言ったその台詞はどこに繋がってるの? 学生服君達は必要な存在? 突っ込みどころが多すぎてしまいましたが頑張ってる感は伝わってきましたよ。酷評にめげずこれからもっと頑張ってください。

  • 満足度★★★

    旗揚げ公演♪
    最初から初々しい芝居を観せてくれました。正直、芝居はまだまだだと感じましたが、一生懸命なところが見えてかなり好感があり、観てる側が歯がゆくなるくらいでした。
    これから楽しみな団体さまです。

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