無名劇団第23回公演「無名稿 機械」 公演情報 無名劇団第23回公演「無名稿 機械」」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.8
1-9件 / 9件中
  • 満足度★★★★

    機械・・・・
    ドロドロなドラマを無名劇団らしくパフォーマンスを組み込んでおり、、
    設定がミルフィーユの如く積み重なり、
    愛と殺意がどっちに振っても納得な出来。

  • 満足度★★★★★

    とっても真摯な感じが伝わってきます!センスも良し!
    本当に真摯に取り組んでいる団体さん♪
    靴のあしらい含め、センス良し!
    竹村さんは『百花絢爛』以来、久しぶりの客演!
    女性同士のギスギス感の中に癒しを与えてくれます!
    西田さん、竹村さん、などインパクトある客演を迎えながら、しっかりと『無名劇団』さんらしい公演になってました!
    『百花絢爛』からの成長の後が伺えます!
    『百花絢爛』は結構好きですが…。
    ほとんど親の目線に成ってますが、親の贔屓で5点でお願いします!

  • 満足度★★★★

    独特の表現が面白かったです
    横光利一「機械」を元に展開する靴職人にまつわる話は、やや難しく感じる部分もありましたが、歯車に組み込まれたような社会の中で、他人より優位に立ちたい、誰かに認められたいという人間の潜在的な欲望や欲求から、嫉妬や怨念、不安や猜疑心といった負の感情が生じていく様がリアルに表現されていて、心の底まで深く掘り下げた独特の心理描写に人間の怖さや醜さといった別の一面を感じました。
    そういった負の感情は誰しも持ちあわせており、故に社会から差別や貧困、暴力やいじめがなくならないのかと考えさせられる作品でもありました。
    随所に登場する靴磨きのおじさんが、靴を見ただけでその人が歩んできた人生を言い当てることができ、靴にはこれまでの様々な出来事が刻まれているのだと思うと、大切な相棒に感じました。
    「あまがさ」「機械」に続いて、また別の文学シリーズも観てみたいです。

  • 満足度★★★

    センスの良い演劇
    何から書こうかな・・・と思う。
    最近ではお芝居を観る時には、良くなかった所より、良かった所に着目できるようなみかたができるようになりたいなと思っています。
    しかし・・・良くなかった所のインパクトが大きくて・・・それはひとまずBOXにしまっておいて。

    そうですね~美術、美しかったですね。
    開演前、ぼんやり厳かな気持ちで眺めてました。
    そんな厳かな美術の前で繰り広げられる、女性同士特有の陰湿なエゴのぶつかり合い。
    それを書いたのが男性だというのに驚く気持ちもありつつ、少し納得する気持ちもありつつ。
    なんとなく、男性からみた女性の陰湿さのような気もしないでもない。
    女性が書くともっと生々し過ぎてエゲつなくて嫌かな~って(笑)
    男性が書く、これくらいでちょうどいい・・・。

    その女性の悩みを聞く靴磨き職人の竹村さんが良かった。
    存在が際立ってました。
    あの靴磨き職人悩み相談室シーンを、もっと全般的に効果的に挟んで欲しかったかな。。。

    この作品は技術面において、もっともっとブラッシュアップできる。
    そのブラッシュアップしたものを観たい・・・と思うので、再演を熱望します。

    ネタバレBOX

    まず、観劇環境の問題が。。。
    わたしの観劇は千秋楽でしたので観る前からSNSで予備知識はあったものの、確かに視界が悪かった。
    あれでは最前列でないと、ちゃんと観ることは叶わなかったろう。
    実際、今台詞を言っているのは誰なのか、隠れて見えないからわからない部分も多数。
    隠れていたり、低い位置の芝居も見えず、一部何が行われているのかわからない。
    そんな中でも、まだ冒頭辺りは役者の周りや背後で身体が動き回りチラチラ横切って行く演出があったので・・・視界を遮る客席の人影も、舞台上の人影と一体化させる、そんな意図があったのかな・・・なんて思ってみたりもしました。
    しかし應典院において客席は必ずしも入口側に並べなくてはならないことはなく。
    設営でまだ工夫できる余地はあったのではないだろうか・・・と思います。

    今誰が何を言っているのかわからない、というのは、何も見えていないからとうだけではなく。
    みんな同じに聞こえるくらい、劇団員の役者さんに個性がなかったのです。
    すらすら~っと台詞を言ってる、そう台詞を言っているのです、そこに中身が入ってない。
    そんな言葉を吐き出すのに、そんな言い方にはならない、今ほんとにそう思ってる?という違和感を感じることしばしば。

    芝居の合間にパフォーマンスが挟まれるシーンもあり、そういう身体表現の使い方が無名劇団のセンスの良さ、魅力のひとつではないかなと思うのですが。
    振付はどなたが担当されているのかなと、当日パンフで確認してみたら、記載がない。
    せっかくのセンスの良さも、表現できるだけの質が備わっていなければ、違和感を生む。
    専門でやられている振付師さんをお願いするか、劇団員でやるならやるでそのレベルまで鍛錬するか、でないともったいないです。

    あと、構成的にムラがあったように感じました。
    それはそれで意図的だったのかもしれませんが、観た印象ではまんべんなくの方が良かったかな。
  • 満足度★★★

    横光利一さん
    チラシからの想像と、内容は異なっていましたが面白かった。
    柊さんが案内とかしていたので、今回は出ないのかと思っていたら、しっかりと出ていたことに驚きました。
    島原さんに一番感情移入したかな。
    横光さんの本を読みたくなりました。全然しらなかったけど。

    あと、開演前に高校生らしき人が、開演前の暗転にテンションが上がるといってたのに共感。
    これから始まる芝居、どんなんやろって期待膨らむし、現実から物語の世界に入っていく、あの感覚ほんまに好きやな。
    初めて観劇したとき、急に人が立っててびっくりしたのが懐かしい

  • 満足度★★★★

    演技と演出が素晴らしい作品
    この劇団を初めて観たのが
    2年前の7月「想いめぐりて百花繚乱」
    2年前に観た時は客演陣の上手さが目立って緩いと感じた演技がここまで
    緊張感のある張り詰めたお芝居を見せられるとは!

    複雑な人間心理を描いた難しい作品ですが最後まで惹き込まれました!
    これも役者さんの演技が素晴らしいからではないでしょうか
    中でも鳥原夏美さんと西田美咲さん(劇団暇だけどステキ/劇的☆ジャンク堂)の
    妬みや憎しみの感情あらわにしたお二人の鬼気迫る演技、言葉の応酬に迫力を感じました!
    その他の役者さんも凄く上手いと感じました
    客演の木下聖浩さん(kei's Works)と竹村晋太郎さん(壱劇屋)は
    安定感のある演技で空気を変えてくれます!

    そして劇中での細やかな動きでより不思議な世界へと誘っていく心憎い演出
    センスのある表現をする力を感じます

    中盤ちょっと説明が多いのが中だるみしましたが力のあるお芝居でした!

    これからますます面白い表現の可能性が拡がっていく劇団
    前年度スペドラ優秀劇団としてラストを飾るに相応しい見ごたえのある作品

  • 満足度★★★★

    キュートでハイレベル
    初めて拝見しました。出演されている俳優さんたちは全員とてもキュートで、演技の実力もハイレベルな印象です。物語は、人間の嫉妬やいやな部分が描かれていましたが、全体的にはとてもきれいで洗練されていたと思います。踊りも身体が柔らかくとてもしなやかでした。ただ、題名と内容との関連性に疑問を感じます。

  • 満足度★★★★

    娘と観劇。
    心の中のドロドロ、見ていて気持ちの良いものではないけれど
    何故か引き込まれた。
    西田美咲さん、実際にお会いすると小さくてびっくりするけれど
    舞台では大きく見える。大好きな女優さん。
    また新しい顔が見られた。
    そして壱劇屋の竹村さん、安定のおじさん感。
    彼のキャラに癒された。
    けれど彼も最後は悲しい結末。

  • 満足度★★★

    舞台美術も良かったです
    この劇団特有の空気感が終始漂っていました。品性が有り、清廉な舞台。良くも悪くも役者さんの育ちの良さが滲み出ています。私はそんなところが好きで応援しているのですが、もう少しハングリーというか、おして攻める姿勢も見えてくると大きく化けそうで今後に期待しています。今回は客演陣がスパイスになって随所を締めてました。

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